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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜”白の神機”ヴァイスリッター〜
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”を投与したのか!?」

ヨアヒムの説明を聞いたダドリーは驚き、ロイドは厳しい表情で問いかけた。

「フフ、貴族連合の敵対勢力―――”紅き翼”や正規軍の活躍、後はメンフィルの予想以上の迎撃態勢によって貴族連合はかなり追い詰められた状況でね……”グノーシス”の事をカイエン公に話したら、あっさり僕の協力を受け入れてくれたよ!貴族連合軍全体に”グノーシス”が投与されるのも時間の問題さ!」

「愚かな……カイエン公も貴様に頼った”ルバーチェ”の末路を知っているだろうに何故貴様の協力を受け入れたのか、理解に苦しむな。」

「フン、追い詰められた三下にとっては藁にも縋る思いだったんじゃねぇのか?」

「追い詰められたその者はもはやまともな判断力すらも失っているのかもしれないわね……」

(兄様……エリス……)

ヨアヒムの説明を聞いたヴァイスとギュランドロス、ロカはそれぞれ厳しい表情をし、エリゼは心配そうな表情をした。



「それで君達の前に現れた理由だけど、二つあってね。一つは君達への”宣戦布告”さ。」

「”宣戦布告”だと!?」

「……一体何の”宣戦布告”なんですか。」

ヨアヒムの話を聞いたランディは厳しい表情で声をあげ、ティオは真剣な表情でヨアヒムを睨んで問いかけた。

「フフ、決まっているじゃないか!―――キーア様を僕に返してもらう”宣戦布告”だよ!」

「!!」

「………………」

「チッ、結局はそれか……!」

「そんな事、絶対にさせないわよ!」

ヨアヒムの答えを聞いたロイドは目を見開き、キーアは複雑そうな表情で黙り込み、ランディとエリィは厳しい表情でヨアヒムを睨んだ。



「というかそのキーアは貴方達”教団”の”スポンサー”に誘拐されているのにわたし達に宣戦布告をするとか意味不明です。」

「フフ、どうせ君達の事だからキーア様を奪還するのだろう?僕はそれを信じて、宣戦布告をしたのだよ!」

「テメェ……!俺達がキー坊を取り戻した後、マリアベルお嬢さん達との戦いで疲弊している俺達の隙を狙ってキー坊を横から掠め取るつもりか!?」

ティオの疑問に答えたヨアヒムの話を聞いてある事を推測したランディはヨアヒムを睨み

「……一つ聞きたい。マリアベルさん達に協力する事は考えなかったのか?マリアベルさん―――”クロイス家”はあんた達”D∴G教団”にとって”スポンサー”だ。エリゼさん達の話では確かあんたはマリアベルさん達の協力者になる為に貴族連合を手駒にして暗躍していると聞いている。」

「ああ、最初はそのつもりだったけど、気が変わったんだよ。よくよく考えたら僕達を隠れ蓑にして、横から全てをかっさらった卑怯者達の下で働くなんて、まっぴらごめんだよ。ちなみに二つ
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