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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第35話
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表情でロイド達を見つめた。



「ほう?まさかここで貴様が出てくるとはさすがの俺達も想定外だ。」

「どうやら処刑する必要がある愚か者が増えたみたいだなあ?」

一方ヴァイスとギュランドロスは厳しい表情をし

「………………………」

(やはりそうだったのね……)

ロイドは動じず厳しい表情で黙り込み、ルファディエルは目を細めてイアンを睨んでいた。



「ふむ、その様子ではロイド君は私の関与に気付いていたのかな……?」

「何……っ!?」

イアンの指摘を聞いたダドリーは驚きの表情でロイドを見つめ

「……ええ。ニールセンという記者の方がヒントをくれましたから。それとピート君や墓守のご老人……キリカさんやレクターさんの指摘……全ての断片(フラグメント)が最終的に貴方の関与を指し示していました。」

「ふふ、どうやら完全にガイ君に追いついたようだね。」

ロイドの話を聞いたイアンは口元に笑みを浮かべて答えた。



「グリムウッド先生……これはどういう事ですか……!?た、確かに先生には色々と相談に乗ってもらいはしたが……」

「ああ……君は本当に教え甲斐のある生徒だったよ。経営者としては超一流だし、政治家としても悪くはなかった。”夢想家すぎる”という致命的な欠点を除けばね。」

「………!?」

イアンの話を聞いたディーター大統領は信じられない表情をし

「フフ、お父様はご自分の考えで全てが上手く進んだと思ってらっしゃるようですが………その実、先生の用意した筋書(シナリオ)に誘導されていただけですわ。教団の扱い、通商会議の段取り、クロスベル市襲撃から独立宣言まで……そのアイデアの元を、最初にお父様に囁いたのはどなたでしたかしら?」

「………………ぁ…………………」

「なるほど……上手い具合に操られていたという事か。」

「フン、所詮は三下だな。」

マリアベルの説明を聞いたディーター大統領は呆け、ヴァイスは真剣な表情で、ギュランドロスは不愉快そうな表情でディーターを睨んだ。



「このまま君が上手くやれば表に出るつもりは無かったが……どうやら黒幕(フィクサー)としてのみ、留まってはいられないようだ。『碧き零の計画』、このまま遂行させてもらうよ。」

(あお)き………(ゼロ)…………?」

イアンの話を聞いたディーター大統領は呆け

「な、なんだそれは!?」

ロイドは厳しい表情で声を上げた。



「フフ、”零の至宝”の完成形……時空を支配し、因果律を組み替える”碧の大樹”…………その新たなる誕生ですわ……!」

そしてマリアベルが叫んだその時不思議な光が周りに漂い始めた。

「この光は……!?」

「碧い
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