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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第34話
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行った。

「―――行ったか。」

「ちょっと、セリカ!?今の話、どういう事よ!?どうして”蛇の使徒”がリウイ達に寝返るのよ!?」

クロチルダが消えるとエステルはセリカに詰め寄って事情の説明を促した。



「単刀直入に説明しますと”鋼の聖女”アリアンロードはシルフィア様の生まれ変わりだったのです。」

「ええええええええっ!?」

「あ、あんですって〜!?って、そうだ!サティアさん、今のセリカの話、本当なの!?」

エクリアの話を聞いてミントと共に驚いたエステルは未来から来ている存在であるサティアに真偽を問いかけた。

「ええ、事実よ。”蛇の使徒”の第七柱―――”鋼の聖女”アリアンロードは私達が”影の国”で出会った”軍神(マーズテリア)”の”神格者”―――シルフィアだったのよ。」

「………………」

「驚いたな……まさか敵組織の最高幹部に生まれ変わっていたなんて……」

「というかそれだったら、どうしてすぐにリウイ陛下達の元に行かなかったのでしょう?」

「……恐らくその人にもかつての私達のように色々と複雑な事情があったのじゃないかしら。」

「クレハ様……」

サティアの話を聞いたエステルが口をパクパクしている中、アドルは目を丸くし、ナユタの疑問を聞いたクレハは複雑そうな表情で推測し、その様子をノイは辛そうな表情で見つめていた。



「まさか彼女がシルフィアさんの生まれ変わりだなんて……(もしかして”影の国”の”試練”で彼女達が現れたのもそれが関係していたのか……?)」

一方ヨシュアは真剣な表情で考え込み

「そう言えば……先程セリカさんはその”結社”の”盟主”という存在を討伐したと仰いましたが……」

「ああ。先程話に出たアリアンロードの案内によって奴やリウイ達と共に”盟主”と戦い、討伐した。」

「ええっ!?じゃ、じゃあ本当に結社の”盟主”は殺されたんだ……」

「なお、リウイ様達は今回の騒ぎに乗じて残りの”蛇の使徒”も全て討伐するとの事です。」

「あ、あんですって〜!?」

「……”盟主”が討伐され、”蛇の使徒”全員が討伐されたとなると”結社”は事実上崩壊する事になるだろうね……」

セリカとエクリアの話にミントとエステルが驚いている中、ヨシュアは真剣な表情で呟いた。

「……色々と考える事はあるでしょうが、今はクロスベルの解放が先ではないですか?」

「っと、そうね!みんな、もうひと踏ん張りよ!」

そしてエレナの言葉に我に返ったエステルは号令をかけ

「おおっ!!」

エステルの号令に力強く頷いた仲間達はクロスベルに向かった。



その後クロスベルに突入したエステル達はオルキスタワーの正面門で繰り広げられて
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