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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第33話
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ロスベルにいる事自体がイレギュラーの上、例え僕達をここで釘付けにしたとしても大統領側の敗北は変わりません。なのに何故クロスベルから去らずに未だ大統領側に協力しているのですか?」

エステルがクロチルダを睨んでいる中、ヨシュアはクロチルダを警戒しながら問いかけ

「……こちらにも色々と複雑な事情があるのよ。”福音計画”を滅茶苦茶にして”盟主(マスター)”が手に入れるはずであった”輝く(オーリオール)”を破壊した罪……この場で償ってもらうわよ!」

クロチルダは静かな表情で答えた後自分の左右に大型の人形兵器を召喚した!



「拠点防衛用人形兵器、”バランシングクラウン”……!」

「使徒第二柱、”蒼の深淵”ヴィータ・クロチルダ――――偉大なる”盟主(マスター)”が受けた屈辱を”盟主(マスター)”の代わりに返させてもらうわ……!」

「上等じゃない!返り討ちにしてあげるわ!―――行くわよ、ヨシュア、ミント、サティアさん!」

「了解!」

「うん!」

「ええ!」

「―――――」

「ノイ、僕達はあの巨大な魔獣の相手をするよ!」

「うん!」

「後方からの援護は私に任せて!」

そしてエステル、ヨシュア、ミント、サティアはクロチルダ達との戦闘を……ナユタとノイ、クレハはクロチルダの術によって幻獣と化したグリアノスとの戦闘を開始し、アドル達は国防軍との戦闘を再開した!



それぞれの方面で戦いが起きている中ロイド達はクロスベル市に潜入し、セリカ達はエステル達の加勢に向かった。そんな中ルイーネは線路までオルディーネを誘導し終えていた。



〜西クロスベル街道〜



「―――この辺りならいいわね。」

線路までオルディーネを誘導したルイーネは細剣を構え

「ハッ、ようやく諦めて戦う気になったようだな?決死の覚悟で挑んだ”G”の想いを無下にした所か、あの”鉄血”のように利用したテメェは絶対許さねぇ!覚悟しやがれ!!」

ルイーネの行動を見たクロウは鼻を鳴らした後怒りの表情で声を上げた。



「うふふ、覚悟するのはそっちの方よ♪」

「――――!」

「何!?ガッ!?」

突如背後から聞こえて来たレンの声を聞いたオルディーネが背後へと振り向くとパテル=マテルの攻撃を受けて怯み

「どぅりゃああぁぁぁっ!!!!」

「ガッ!?」

パテル=マテルとレンの背後から跳躍してオルディーネを横切ると同時に脚の関節部分を攻撃したパティルナの奇襲を受けてしまい、オルディーネはルイーネ達によって挟み撃ちの状況に陥ってしまった!



「挟まれちまったか……!だが、その人形を操る”殲滅天使”はともかく、生身のテメェらが”騎神”に勝てると思って
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