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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第33話
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力を!大地の制圧射撃!!」
「ががっ!?」
「ぐあっ!?」
ニルとパズモ、テトリが放った降り注ぐ魔力弾や魔力の矢を受けて怯み
(――――未熟者共が!―――空牙!!)
「ぐっ!?」
「があっ!?」
さらにサエラブの強襲攻撃によって次々と地面に倒れて気絶した!
「ま、魔獣と異種族との人間の混成軍……!?」
「い、一体何なんだよ、奴等は……!」
魔獣と異種族、そして人間という見た事のない混合軍であるエステル達を見た兵士達は混乱した。
「――――ブライト家の絆と力、とくと見せてあげるわ!」
「――――戦意の無い者は今すぐ武装を解除しなさい!そうすれば痛い目には合わせないわ!」
「”星護騎士”ナユタ・ハーシェル!行くよっ!!」
「”楽園の紡ぎ手”ノイ・ステラディア!頑張るのっ!!」
「”冒険家”アドル・クリスティン!参るっ!!」
「”白騎士”エレナ・クリスティン!行きますっ!!」
その時エステルとサティアは同時に闘気を纏って棒を構えて兵士達を睨み、二人に続くようにナユタとノイ、アドルとエレナもそれぞれ闘気や魔力を纏って兵士達に武器を向けたり睨んだりして叫び
「――――”空の
女神
(
エイドス
)
”の母神、”自由の女神”フィーナ・クリスティン。」
「――――”空の
女神
(
エイドス
)
”の先祖にして”ミトスの民”クレハ・レム・オルディーン。」
フィーナとクレハは静かな口調で名乗り上げ
「「――――大好きな人達の為に共に戦いますっ!!」」
兵士達を睨みながら決意の表情で叫んだ!
「――――音に聞こえし”ブレイサーロード”の”守護者”達――――”六異将”の恐ろしさ、とくと見せてさしあげますわ!!」
エステル達に続くようにニルが連接剣を構えて叫び
「ア、アハハ……ただしくは”七異将”ですけどね。」
(フッ、相変わらず細かい事を気にする奴だな。)
ニルの叫びを聞いたテトリは苦笑し、サエラブは口元に笑みを浮かべた。
「ヒッ………!」
一方エステル達に睨まれた兵士達は悲鳴を上げて怯み
「今のサティアさん……まさに
母親
(
エステル
)
そっくりになっているね………」
「さすがは血が繋がっている娘だけあるね♪ミントもお姉さんとして負けていられないぞ〜!」
「ううっ………争いがあれだけ嫌いだったサティアがあんなに勇ましくなっているなんて………………昔のサティアを知っている身としたら複雑だわ………」
ヨシュアは冷や汗をかいて苦笑し、ミントは無邪気な笑顔を浮かべた後自分に気合いを入れ、パズモは疲れた表情で溜息を吐いた。
「―――踊れ、魔剣よ!!」
するとその時女性の声が聞こえ、エ
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