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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第33話
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めて国防軍を圧倒し始め
「―――ルイーネ、パティルナ。あのデカブツの破壊は頼んだぜ。」
「了解!」
「お任せを。”蒼の騎神”の破壊は私達に任せて、ギュランドロス様は予定通りヴァイスさんと共にロイド君達との合流を。」
ギュランドロスの指示にパティルナは元気よく答え、ルイーネは軽く会釈をした後パティルナと共にオルディーネへと向かった。
「うふふ、それにしても物好きよねぇ?もうすぐ負ける大統領側にまだ力を貸しているなんて。」
「チッ、俺にそんな事をさせている”元凶”の一人がそれを言うのかよ。相変わらず面の皮が厚い嬢ちゃんだぜ。夏至祭とザクセン鉄鉱山、そして内戦で受けた”借り”を纏めてここで返させてもらうぜ―――”殲滅天使”!!」
不敵な笑みを浮かべているレンをクロウは睨みながら声をあげた。
「フフッ、貴方が”帝国解放戦線”のリーダー―――”C”ね。初めまして。私の名はルイーネ・サーキュリー。”通商会議”の時にはクロスベルで随分とやんちゃな事を仕出かそうとしてくれたわね?」
するとその時ルイーネが膨大な威圧を纏って微笑みながらオルディーネに問いかけ
「ハッ、俺の計画を利用した”鉄血”の計画を更に利用して二大国を嵌めた癖によく言うぜ。」
ルイーネの言葉を聞いたクロウは鼻を鳴らしてルイーネを睨んだ。
「フフ、何の事を言っているのか全くわからないわね♪―――ああそうそう。せっかくはるばるエレボニアからクロスベルに来て私達の前に現れたのだし、良い事を教えてあげるわ♪」
「良い事だと?」
「”通商会議”で襲撃した貴方のお仲間さん――――”G(ギデオン)”は私達に追い詰められた事によって自爆して死亡したって話……―――あれは真っ赤な嘘よ♪」
「何だと!?どういう事だそれは!?」
ルイーネの口から語られた驚愕の事実に血相を変えたクロウはルイーネを睨んで問いかけ
「本当は私が彼を殺したのよ♪自殺しようとしていた”G”に生温い”死”を選ばせない為にこの剣で残った片腕を斬り落として心臓を貫いた後、止めは首を刈り取ってあげたわ♪ちなみに死に際に”無念”って言ってたわね♪」
「テッメェェェェェ――――――ッ!!」
ルイーネが仲間の仇と知ると怒り心頭の様子でオルディーネを操縦してルイーネに攻撃したが、ルイーネは軽やかに後ろに跳躍して回避した後戦場から離脱して線路へと向かい、オルディーネは他の敵には目もくれずルイーネを追って行った。
「クスクス、相変わらず沸点が低いお馬鹿さんねぇ?怒りのあまり周りも見ない上目的も忘れるなんて、所詮は”本当の戦場”を知らないお子様ね♪―――パテル=マテル、撃破目標を”蒼の騎神”オルディーネに変更!レン達も追うわよ!!」
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