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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第33話
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12月26日、同日9:00―――





クロスベルに再び運命の日が訪れる日の朝……クロスベル領空内ではメルカバ玖号機と伍号機が合流して信号の合図をした後それぞれの行動を開始し、マインツ山道方面からはエルミナとミレイユ三尉率いる警備隊と警備隊に協力するマインツに住み着いている狼―――神狼の部隊に加えてヴァイス達の仲間である協力者達がクロスベル市に向かうと赤い星座の猟兵達が現れ、それぞれ戦闘を開始している中クロスベル領空では”メルカバ伍号機”がステルス機能を解除して姿を現した。するとオルキスタワー上空にいるクロスベル独立国の”切り札”であり、エレボニア帝国軍やカルバード共和国軍を撃退した人形兵器――――紫色の”神機(アイオーン)”がメルカバに向かって行き、攻撃を始めたがメルカバは結界に阻まれて攻撃を防ぎ、そしてアイオーンを引きつける為に去りはじめた!



〜メルカバ伍号機・ブリッジ〜



「………………………イースよ……………どうかこの船に守りの加護を……………!」

「ハハ……まさか空の女神(エイドス)御自らの加護を受けられるなんて、この船やオレ達にとっては生きていて2度と体験できないとんでもない光栄な出来事ですわ………総員!我らが主神、空の女神(エイドス)にオレ達の信仰の強さを知ってもらうでっ!!」

空いている席に座って全身から神気や聖気をさらけ出して祈りを捧げ続けてメルカバに結界を付与し続けているエイドスを艦長席に座って見ていたケビンは苦笑した後それぞれの席に座って操作をしているリース達に決意の表情で号令をかけ

「「「了解しました!!我等の大いなる女神、空の女神(エイドス)よ、今こそ我等の忠誠、そして信仰心をご覧あれっ!!」」」

ケビンの指示にリース達は頷いた後その場で強い祈りを捧げながら決意の表情で叫び

(姉さんまでこの時代に来ているんや……絶対に負けてたまるか……っ!そっちは任せたで、姉さん……!)

ケビンは決意の表情でスクリーンに映るアイオーンを見つめていた。



メルカバ伍号機がクロスベルから離れた場所にアイオーンを引きつけ、そこにアイオーンが再び銃撃を始めたその時!

「――――ハアッ!!」

なんと背に光の翼を顕させたフェミリンスがメルカバの前に出て光を纏った槍で銃撃によるエネルギーを薙ぎ払った!

「―――”姫神フェミリンス”の力、思い知りなさい!傀儡の分際で”神”を騙る愚物が………!」

そしてフェミリンスは不愉快そうな表情で叫んだ後、メルカバ伍号機と共にアイオーンとの空中戦を開始した!



〜西クロスベル街道〜



一方西クロスベル街道では現クロスベル政権の軍組織である元警備隊であった”国防軍”の兵士や”結社”の人形兵器達が
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