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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜”神殺し”と”姫将軍”の”力”〜前篇
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後渇いた声で笑うカンパネルラの声が聞こえ
「フウ……これじゃあ私の出番がないじゃない。」
エオリアは溜息を吐いた。
「―――カンパネルラとやらよ!すぐに貴様の首を刈り取ってくれるだの!」
「フフ、それじゃあさっさと終わらせちゃいましょう。」
「ええ!」
そしてハイシェラ達は僧院の中へと突入した!
「!!追えっ!!なんとしても”大鐘”の元に辿り着かせるな!」
「イ、イエス・サー!!」
それを見たアリオスは血相を変えて指示をし、指示をされた兵士達はハイシェラ達の後を追おうとしたその時
「ここは行き止まりだ。」
なんと真の姿になったツァイトが跳躍して出入口の前を陣取った!
「ヒィィィィィッ!ば、化物……!?」
「お前が”神狼”か……!」
ツァイトを見た兵士達は悲鳴を上げたり、慌て始め、オルディーネの操縦席にいるクロウは厳しい表情をした。するとその時ツァイトの背に乗っていたセリカの仲間達が次々とツァイトから降りて攻撃をし始め
「やれやれ……相変わらず恐れられているな。」
全員が降りるとツァイトは元の狼の姿に戻って呟き
「フフ、その内みんな慣れてくれるわよ。」
「それはそれでどうかと思うがな………」
微笑みながら言ったセシルの言葉を聞いたツァイトは苦笑し
「クッ……!出入口付近を陣取られたか……!」
一方それを見たアリオスは唇を噛みしめた。
「―――貴方の相手は私です、”風の剣聖”。」
「……随分と舐められたものだ。まさか侍女がこの俺を一人で抑えられると思っているのか?」
「―――お前の相手は俺だ。オルディーネ―――いや、クロウ・アームブラスト。」
「チッ、さっきは不覚を取っちまったが、オルディーネを駆る俺に勝てると思うなよ……!エリゼ嬢ちゃんがこの場にいないのは残念だが……テメェを倒してエリゼ嬢ちゃんへの”借り”を返させてもらうぜ、”嵐の剣神”!」
エクリアと対峙しているアリオス、セリカと対峙しているオルディーネの操縦席にいるクロウはそれぞれ自分達が相手する強敵達を睨んだ。
「その言葉、そっくりそのままお返しさせて頂きます。フェミリンスに一太刀も浴びせる事ができなかった貴方がフェミリンスの力を受け継ぐこの私に勝利できるとお思いですか?」
「…………一つ訂正させてもらおう。”嵐の剣神”という名は俺の”本来の異名”ではない。ある意味俺はお前にとって”天敵”になる存在だ。」
「何……?”フェミリンスの力を受け継いだ”だと……?」
「何だと?一体どういう意味だ……!?」
エクリアとセリカが語った言葉が気になったアリオスとクロウはそれぞれ二人に問いかけた。するとその時エ
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