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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜”G”の鼓動〜
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、”星見の塔”は盤石の護りと言っても過言ではないわ。それだけでは信用できないのかしら?」
一方クロチルダは厳しい表情で問いかけたが
「ええ、申し訳ありませんが信用できませんわ。何せもう一人の”結社最強”を投入しておきながら、メンフィルの介入によってその人物を含めた”執行者”を殺された事で内戦から手を引いた貴方方という例があるのですから。ロイドさん達には”戦妃”や”風の剣聖”をも簡単にあしらう程の使い手である”嵐の剣神”が力を貸している上、あのロイドさん達がキーアさんを助ける為やクロスベルを奪還する為に殺しを実行するというメンフィルや”六銃士”のように目的の為ならば手段を選ばなくなったのですから、こちらとしても他人事ではありませんもの。」
「……ッ……!」
自分を見つめて嘲笑するマリアベルの言葉に反論できないクロチルダは悔しそうな表情で唇を噛みしめた。
「エレボニアから撤退し、クロスベルに落ち延びて来た君達の世話をしてあげているんだ。その恩くらいは返してくれたまえ。」
「…………ッ……!」
「……わかりました。行くわよ、クロウ。」
クロウが怒りの表情で唇を噛みしめてディーター大統領を睨んでいる中クロチルダは軽く会釈をした後クロウと共に部屋から退出した。
「…………ごめんなさい、クロウ。こんな事になったのもメンフィルの行動を予測しきれずに軽はずみな事をしてしまった私の落ち度よ。」
部屋から退出するとクロチルダは申し訳なさそうな表情でクロウに謝罪した。
「……今の状況になったのはお前だけの責任じゃねぇだろうが。カイエン公はヴァリマールの力を欲しがっていたから、どの道お前が”黒兎”に指示しなくてもカイエン公が”黒兎”に指示をしてエリス嬢ちゃんを誘拐させて、ユミルを襲撃してリィンをパンダグリュエルに”招待”しただろうから結果は変わらねぇよ。」
「…………そうね。それと”月の僧院”の件だけど本気で護る必要はないから、ミシェラム同様適当に戦って頃合いを見計らって撤退していいわよ。」
「何?結界はいいのか?」
「ええ。結界が解かれる事も”計画通り”だから気にする必要はないわ。」
「…………ああ。(ミシェラムの時のように簡単に勝てると思ったら大間違いだぜ、エリゼ嬢ちゃん……!)」
クロチルダの言葉に頷いたクロウはミシェラムでのエリゼとの一騎打ちを思い出して決意の表情になった後、クロチルダと共にその場から去った。
一方解放されたルーレに立ち寄り、一時の休息を取り終え、カレイジャスに戻ったリィンはジョルジュに呼び出され、工科大学に向かい、そこで機甲兵を設計し、更にはオルディーネの武器を設計したエレボニア帝国の導力工学の第一人者であるG・シュミット博士と邂逅し、ヴァ
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