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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜”G”の鼓動〜
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」
「私の名はヨアヒム・ギュンター。公爵閣下のお悩みを解決する為に参上いたしました―――――」
そしてヨアヒムは不敵な笑みを浮かべてカイエン公爵にある提案をした。
同じ頃クロウとクロチルダはIBC総裁にして”クロスベル独立国”のクロスベル大統領であるディーター・クロイス大統領からある要請をされていた。
〜同時刻・クロスベル市・オルキスタワー〜
「オルディーネで国防軍と共に”月の僧院”の守備をしろだと?一体何の為にあんな遺跡を守る必要があるんだ?」
「……”月の僧院”と”星見の塔”、そしてクロスベル市の中央広場に設置されてある”鐘楼”の共鳴によって絶対不可侵の結界が展開されているのよ。もし”星見の塔”と”月の僧院”がクロスベル独立国の抵抗勢力――――”特務支援課”や”六銃士”の手に落ちれば、結界は維持できなくなるのよ。」
眉を顰めているクロウにクロチルダは事情を説明し
「ええ、その通りですわ。”星見の塔”は”結社最強”と称えられている”鋼の聖女”が守りについていますが……”月の僧院”は”執行者”一人だけですので、少々不安が残るのです。そこであの”神機”とも互角か、それ以上の戦力を持つ”騎神”を所有する貴方に”月の僧院”の守護を担当して欲しいのです。”特務支援課”が全員揃った以上………近日中にクロスベルを覆う結界を無力化する為に”星見の塔”と”月の僧院”に攻め入る事は目に見えていますわ。」
ディーター大統領の娘であり、クロイス家の”魔導”を受け継いだマリアベル・クロイスはクロウを見つめて静かな表情で話を続けた。
「……で?何で”部外者”の俺がわざわざ守らなければならないんだ?こういう時こそ”風の剣聖”や”赤い星座”の出番じゃねえのか?」
「アリオス君は君と共に”月の僧院”の護りについてもらう予定だ。」
「”赤い星座”は……ミシェラムで仲間達を見殺しにして、自分だけ逃げ帰った貴方と共に戦いたくないという理由で断られましたわ。」
「何だと!?まさかあいつらが殺されたのが俺のせいだと言うつもりか!?」
ディーター大統領の後に答えたマリアベルの話を聞いたクロウは怒りの表情で問いかけた。
「全てとは言いませんが、貴方にも責任の一端があるのは事実ですわ。”切り札”である”騎神”があるにも関わらず、それを使わなかったのですから。」
「あれは……ッ!」
マリアベルの指摘に反論しようとしたクロウだったが、ミシェラムで”騎神”を呼ばなかった理由が自分の力不足であった為反論できず、唇を噛みしめた。
「……最悪”月の僧院”が守れなくても”星見の塔”には”結社最強”と称えられている”鋼の聖女”と彼女が鍛え上げた”鉄機隊”が護りについているから
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