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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜アルノール家の威光〜
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。」
「同じくパント・リグレ、今回の件をリウイ陛下にご報告し、殿下達の嘆願に応えて頂くように説得致しますのでご安心下さい。」
一方シグルーンとパントは真剣な表情で敬礼をしてセドリック皇太子達の嘆願に答えた。
「……ありがとうございます。―――ログナー侯、内戦に巻き込んだエレボニアの民達に罪を償う為にもわたくし達や貴方達は生きなければなりません。帝国の”誇り”や伝統を護る為だけに自分達の罪を償う事もせず、自ら命を投げ出す行為はエレボニア皇家は決して許しません!これはエレボニア皇家であるアルノール家の”勅命”です!」
「御意……ッ!」
「それと……僕もできる事ならば、世代を超えて僕達”アルノール家”を支え続けて来た”四大名門”を含めた帝国貴族達に内戦終結後に父上が貴方達に与える厳罰に更に加えるような惨い仕打ちはしたくないと思っています。僕が即位するまでの貴方達のアルノール家やエレボニアに対する忠誠心や働き次第では、先程口にした事――――貴族が持つ数々の特権の廃止を少しでも減らす事は考えています。自分達の”罪”を償い、貴族としての”誇り”を守りたいのであれば、今後は誠心誠意父上や僕達―――いえ、エレボニアの為に身も粉にして働いてエレボニアとアルノール家に尽くして下さい。」
「御意……ッ!セドリック殿下の寛大なお心に心から感謝致します……ッ!――――それでは我々はこれで失礼します……ッ!」
アルフィン皇女とセドリック皇太子の言葉に身体を震わせながら会釈をして答えたログナー侯爵は悔しさや怒りを必死に抑えた様子で兵士達と共に砦に戻って行った。
「姫様…………」
「ログナー侯に対する勅命……ご立派でした……」
「……先程の殿下達のご様子を殿下達を侮辱したメンフィルも知れば、きっと殿下達を見直すと思われます……」
ログナー侯爵達がその場から去るとエリスは辛そうな表情でアルフィン皇女を見つめ、ラウラとリィンはアルフィン皇女とセドリック皇太子に慰めの言葉をかけ
「……………………」
「フフッ、皇族の威光がようやく役に立って何よりですわ………さあ、カレイジャスに戻りましょう。」
セドリック皇太子は辛そうな表情で黙り込み、アルフィン皇女は寂しげな笑みを浮かべてリィン達に微笑んだ後リィン達と共にカレイジャスに乗り込んだ。
こうして………セドリック皇太子とアルフィン皇女の”勅命”により、”最悪の事態”に陥ってもノルティア州の領邦軍や貴族達の命は助かる事となった。
そして、ラインフォルト社にはイリーナ会長が無事に復帰し―――貴族連合の支配によって混乱していた各地のグループを再び総括、コントロールしていくことになった。
しかし、情報を整理する中で機甲
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