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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜アルノール家の威光〜
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われる知識をお教えしただけの事。人聞きの悪い事は言わないでもらおうか。そもそも殿下達に”降伏”したにも関わらず、反論をするとは余りにも傲岸不遜かと思われるが。」
パントは静かな表情で語ってログナー侯爵を見つめた。
「なっ!?我々が殿下達に降伏したとは、一体どういう意味だ!?私は殿下達に『貴族連合からの離脱』及び『内戦への不干渉』を誓ったのだぞ!?なのに何故我らが”降伏”した事になる!」
「ハア……まだわからないのですか。貴方方”貴族連合”は先程セドリック殿下が仰ったように、”逆賊認定”されています。”逆賊如き”が中立勢力に変更するというそのような都合のいい話が通る訳がありません。”逆賊”の貴方方が貴族連合から脱退する事―――即ちセドリック殿下とアルフィン殿下率いる”紅き翼”に自らの”罪”と”敗北”を認め、”降伏”したという事になります。我々の言っている事に何か間違っている事はありますか?」
「グググググググ……ッ!」
シグルーンの正論に反論できないログナー侯爵は身体を震わせながら怒りの表情でシグルーン達を睨みつけた。
「…………父上。シグルーン中将閣下やパント卿の仰っている事には何一つ間違っていない。ユーゲント陛下が戦争を回避する条約の契約書に調印なさった上殿下達も同意なされたのだから、陛下達―――”アルノール家”に忠誠を誓う帝国貴族ならばエレボニア皇族である陛下達の意志を汲み取り、大人しくルーレを始めとしたノルティア州の領地をメンフィルに差し出すべきだよ。そうなってしまった”元凶”である貴族連合に今まで加担してきた父上に責任がないとは言わせないよ?」
「そのくらいの事は理解している!だがっ!話によればメンフィルに差し出すノルティアの領地はクロスベルに贈与されるという話ではないか!メンフィルならまだ納得できるが、何故クロスベル如きにルーレを始めとしたノルティアの地を渡さなければならない!?」
アンゼリカに諭されたログナー侯爵は怒りの表情で声を上げたが
「―――お黙りなさい、ログナー侯!貴方は先程エレボニア皇家であるわたくし達に再び忠誠を誓いました!先程の誓いを反故し、エレボニア皇家であるわたくしやお父様達の決定に逆らうというのですか!?」
「それは……ッ……!―――殿下はそれでよろしいのですか!?エレボニアの多くの領地がメンフィル所か、資産凍結を行い、帝国を混乱させたクロスベルの手にまで渡り、挙句の果てには殿下自身が祖国であるエレボニアではなく、皇城爆撃等の数々の卑劣な行為を行ったメンフィルで一生を過ごして骨を埋める事になり、更には殿下のお相手までも勝手に決められたのですぞ!?」
アルフィン皇女に怒鳴られて表情を歪めた後アルフィン皇女に反論した。
「メンフィルとの
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