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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜アルノール家の威光〜
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!?」

パントの指摘を聞いた領邦軍の兵士達は厳しい表情で声を上げた。

「……まさか自覚もしていなかったのか?”帝国解放戦線”――――国家を揺るがした所か各国のVIPの命まで脅かしたテロリストに加担した上、貴方達貴族連合は仕えるべき主である皇帝や皇族達に自分達の私欲の為だけに彼らを幽閉し、内戦を引き起こした。現にエレボニア各地にユーゲント皇帝が貴方達”貴族連合”を”逆賊認定”した事が記されてある新聞も民達や貴方達の手にも渡っている筈だが?」

「ふざけるな!大方あの新聞は貴様らメンフィル帝国の”(はかりごと)”によるものだろうが!?」

パントに問いかけられたログナー侯爵は怒りの表情で声を上げたが

「黙りなさい、ログナー侯爵!パント卿の仰った事は真実ですわ!」

「なっ!?で、殿下………それは一体どういう事でしょうか……?」

アルフィン皇女の言葉に驚いた後身体を震わせながら信じられない表情でアルフィン皇女とセドリック皇太子を見つめた。



「父や僕達―――”アルノール家”全員は非公式ですが貴方達”貴族連合”を”逆賊認定”しました。確かにあの新聞はメンフィル帝国によって発行され、エレボニア中にばら撒かれたものですが……あの内容は偽りではなく、全て”真実”です。」

「!!」

「そ、そんな……!」

「お、俺達が”逆賊”…………」

セドリック皇太子の話を聞いたログナー侯爵は目を見開き、領邦軍は表情を青褪めさせていた。

「なお、セドリック殿下が即位した際には”四大名門”を含めた貴族連合に加担した貴族達が持つ数々の特権の排除や、領邦軍に対する厳罰等を考えておられるとの事だ。」

「なっ!?殿下!今の話は真ですか!?」

パントの説明を聞いたログナー侯爵は血相を変えてセドリック皇太子を見つめた。



「―――はい。内戦の最中、かつてメンフィル帝国の”宰相”を務めていた経験があるパント卿から色々と学んで考えた結果、内戦が起こったのは貴族達に特権を持たせ過ぎた事や領邦軍の存在が一番の原因だという答えが出ました。父上は貴方方をどうするかわかりませんが……僕は貴方方を絶対に許しません!僕が即位した際には貴族達が持つ数々の特権の排除並びに領邦軍の制度の廃止を実行するつもりです!」

「そ、そんな!?」

「りょ、領邦軍の制度を廃止…………」

「お、俺達は一体どうなるんだ……!?」

「貴様ぁッ!殿下に一体何を吹き込んだ!?」

セドリック皇太子の説明を聞いた領邦軍は絶望の表情をし、ログナー侯爵は怒り心頭の様子でパントを睨み

「私はセドリック殿下直々に政治の教育を依頼された為、”紅き翼”の”協力者”としてその依頼を請け、将来エレボニアの国王となられる殿下に必要と思
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