暁 〜小説投稿サイト〜
新妹魔王の契約者〜龍剣使いの神皇帝〜
2巻
買い物の続きと戦闘準備×対パワーバカ戦
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程度なので防御力はあるな。

「兄貴相手よりもこの俺との相手をしてやるぜ、剣術使い!」

「私との相手なのに無視しないで下さいよ!」

「くっ・・・・何なんだこの炎は。並大抵の魔力じゃない・・・・どう言う事だ?」

「俺との相手をするなら、まずは深雪らを倒してから俺の元へ来いよ。パワーバカ」

炎をブラインドにして前へと回り込んだ万理亜の拳が、ヴィルガの胴に叩き込まれた事で重い衝撃音と共に三回鳴った事で吹っ飛びながら内なる衝撃で滅んで行った。残りはヴァルガだけであり、深雪と澪相手に遠距離攻撃をしていた。パワータイプってのは、一極集中だけでも戦闘が行われるが力を大きく扱える肉体は頑強な防御力も備えている。

「さてと、残りはお前だけか。ヴァルガさんよ、ちょっとだけ俺に面を貸せよ。パワーバカしか扱えない脳無しが」

「貴様!ヴィルガとヴォルガの仇だ、テメエだけは俺の拳で葬ってやるよ!」

すると深雪と澪の攻撃が止んだ事で、俺とヴァルガの拳同士と言う打ち合いとなる。万理亜と同じパワータイプでもランクは上で、衝撃波による攻撃可能な中距離(シューティング)拳闘士(ファイター)だろう。

万理亜の拳は通常なら通用しないが、赤龍帝の譲渡によりそれ以上の力を発揮出来たと言う証拠だな。普通なら魔力タイプだが俺は何でも対処可能な万能タイプだ、なので拳じゃなくてお望み通り剣で葬ってやるか。

「オメエだけはこの剣で葬ってやるよ」

「上等じゃねえか、俺の拳で剣を叩き折ってやる!」

衝撃波を軽く避けながら拳から剣を空間から出して鞘から抜いた金色の刃、それは敵の衝撃波が放射状に広がってこちらへ襲い掛かろうと一刀両断で防いで見せた。そんで剣から槍へと変化させてから、一気に奴の体へと突き刺したと同時に魔族が嫌う光を中から放った事で音を立てて凍り始めた。
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