2巻
買い物の続きと戦闘準備×対パワーバカ戦
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む。万理亜はその内の一体を頼みたい」
「分かりました、お兄様」
「では例の力を使うのですね、任せて下さい」
「分かった、私は深雪姉さんの側にいるわ」
周囲の空間との繋がりを強制的に隔絶された事で、俺は深雪達に指示を言ってから戦闘態勢へ取った。一般人の意識を逸らす『人除け』よりも高度な魔法ではなく結界だろうと考える。すると真上から衝撃が来た事で、すぐに警告を発してから攻撃を受け止めた俺である。
「ふんっ!」
事前警告したお陰で、深雪は澪を抱えて避けて万理亜も何とか着地したけどな。俺はと言うと衝撃と言う轟音の元である拳を受け止めた事で、地面が凹んだようだが拳を受け流しながら蹴りを一発放った。近接戦闘を得意とする肉弾格闘士の万理亜は体捌きが得意でもコイツ相手にはどうだろうか。
「ほお・・・・思ったよりは反応良いじゃねえか」
「兄貴の一撃を受け止めたとはなぁ〜。兄貴、コイツの相手は俺にやらせてくれ」
「いや俺だ、監視が任務つってもよ。まずは目標を直に見て状況を俺達三兄弟が確認しねえとな」
何やらパワーバカ三兄弟が話していたが、全員野太い声なので巨漢野郎が空に浮かんでいた。禍々しい黒いオーラから察するに現魔王派の魔族、すると少し離れた場所から怒りの声を発した。
「・・・・どう言うつもりです?今の一撃・・・・私や一真さんと深雪さんを狙うだけならまだしも、下手をすれば澪様を巻き込んでいました。それが貴方達、現魔王派の考えと言う事ですか?」
「あァ?別に巻き込もう何て思っちゃいねえよ。下手に殺しちまって、ウィルベルトの力が失われちまったらマズイんでな。だが現場ってのは生き物、だったらたまには起こる事もあるだろうよ・・・・不測の事態って奴がよ」
「兄貴の言う通りだ。上の思惑はウィルベルトの力らしいが、今の攻撃で死んじまうような間抜けが受け継いだ力だったら大した役には立たねえ」
「お付きのサキュバスはともかくとして、そちらが謎の剣術士か?兄貴の一撃を防いでしまう力を持っているとは、あのラースが手こずるようなレベルと俺は見るな。兄貴、次はどうする?」
あちら側にとってはどうでも良い事だが、澪以外は殺しても良さそうらしいじゃねえか。相手が考えている間に、俺は三兄弟の中で一番下であるヴォルガと言ったか。ソイツの懐に入り込んでから拳を体にめり込ませた事で、一気に吹っ飛びながら消滅していったけど正直言って弱すぎて話にならん。
「ヴォルガ!テメエ、よくもやりやがったな!」
「ヴィルガ!そっちは罠だ!」
万理亜に向かって行くが既に譲渡した事で、拳にて戦った結果としては五分五分と言った所だろう。ヴァルガ相手だと深雪と澪による魔法攻撃、炎攻撃を受けても黒焦げになる
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