2巻
買い物の続きと戦闘準備×対パワーバカ戦
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共に相手を見て息を呑んだ。
「っ・・・・?」
そこには自分の知っている顔であり、自分と同じ冷たい瞳をした少女が。
「胡桃・・・・」
「《里》が正式な決定を下したの。新しい指令も下りている・・・・来て。馴れ合いの時間は終わりだよ・・・・お姉」
呆然とその名を呼ぶと少女は淡々とした声で告げてから、柚希の気配と共に消えた事を知るとここら辺にいた俺らの部下達が配置に着く。俺と深雪も感じ取れたが、澪と万理亜だけはそのまま帰ったのでは?と聞かれる。
「帰ったのなら帰ったで連絡があるはず、なのに突然気配が消えた事について疑問に思いたい」
「ですので、私達に付いて来たお兄様の部下達が配置に着きました。そろそろ監視側の魔族らが動く予感と共にね」
「と言う事はここでバトルすると言う事ですか?」
「人払いの結界さえ張れば、大丈夫だけど私はまだ深雪姉さんより劣っている」
俺と深雪は大丈夫と言いながら通信機を付けて、何時動くのか予測してもらい電話を掛ける俺。電源を切っていると言う事はGPSも使えないが、俺らの予感により何時戦闘態勢になっても可笑しくないよう神経を高ぶらせていた。そんで俺らは地元である蒼翼町に戻ると、部下らを遠くからの護衛をさせて柚希のマンションへ向かう俺。
「ダメだな。戻っていないと言う事は、一つだけ考えられる事がある。それは《里》の連中と合流したかだ」
「その可能性が高いですね。《里》の連中は一体何を考えているのやら」
「もしかして私狙いなの?」
「恐らくですが・・・・それ以外ならば一真さん狙いかと思います。何せあちら側では謎の剣術使いとされていますからね」
澪狙いなら分かるが、その予感は当たるかもしれないな。謎の剣術使いが一緒に行動をしてるなら、ここで潰すチャンスだと言うのに襲ってこない。するとケータイが鳴った事で出ると電話ではなくメールで、相手を確認するが柚希ではない事だったので横に首を振ったら頷いた。
差出人名が空欄でメルアドも表示されるはずが表示されないとなれば、考えは一つだけとなって通信機を念話モードとして部下に通告。
『全員聞け、恐らくそろそろ戦闘するだろう』
『こちら蒼翼本部、出来るだけ援護はしますが結界内に入れると援護は難しいかと』
『援護はいらん、戦闘後は何も無かったかのように行動しとけ』
『お兄様、澪は私が守りますからお気になさらず』
そう言うとメール画面には秘密裏に手を結び、極秘裏のやり取りをする相手には通常とは別登録をしている。その相手からのメールだが、そろそろ戦闘をする事でケータイを空間に入れて周囲から音が遮断された。
「空間がずらされた・・・・澪に万理亜、どうやらお客さんが来たようだ。それも三体、深雪は澪を頼
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