届かなかったもの
届かなかったもの
もう少し言えたら もう少しわかっていたら
僕はきっと君に届けられた 君を笑顔にしていられた
あのことは誤解だった それがわかったのはもう遅くて
今はもうどうしようもない 何もできない
君は一人いってしまった 後には何も残っていない
届かなかった心 遅過ぎたもの
あまりにも気付くのが遅過ぎた 何もできなかった
君を傷つけてしまったね 君は悪くはなかったのに
もう君は行ってしまった 心を傷つけたまま
そんな君が乗っている電車が もう夜の中に消えていった
若し僕が気付いていたら もう少しだけ早く気付いていたら
こんなことにはならなかった 君を理解していたら
全ては遅過ぎた どうしようもなくなっていた
そんな君に届けられなかった 一言の言葉
今は僕の心にだけ ただそこにあるだけ
2009・5・31
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ