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Three Roses
第二話 幼きよき日々その一
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色だというのだ。
「そうなっているわ」
「そうですね」
「そう、だからね」
「私達の薔薇はですね」
「私達自身でもあるのね」
「そうなりますね」
「私はね」
 まだ幼いながらもしっかりとした声でだ、マリーは言った。
「優しさを忘れないわ」
「絶対にですね」
「ええ、お父様に贈られたものだから」
「そうされるのですね」
「貴女達もよね」
 ここでだ、マリーはセーラそしてマリアに問うた。
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