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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第30話
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命中させ、二人の攻撃を受けてしまった猟兵達は絶命して地面に倒れた!
「!彼らは……!猟兵達を殲滅し、”Z組”の方達を助けますよ、ゼト!」
「御意!」
リィン達の姿を確認した後武器を弓矢から細剣に変更したエイリークの指示に頷いたゼトはエイリークと共に馬のスピードを更に速くして猟兵達へと突撃し
「ク、クソ――――ッ!」
「銃で牽制しろ!」
突撃して来る二人に焦った猟兵達はそれぞれ銃撃を二人に放ったが、二人は同時に馬を跳躍させて回避し、猟兵達の前に着地させた!
「え―――」
「な―――」
突如目の前に現れたエイリークとゼトに猟兵達は呆け
「ハアッ!!」
「あ――――」
「セイッ!!」
「がふっ!?」
エイリークが振るった細剣に首を刈り取られ、ゼトが突き出した槍に喉元を貫かれた猟兵達はそれぞれ即死し
「うあああああぁぁぁっ!!」
「お、おのれ―――――!!」
「止めなさい――――ッ!!」
仲間達の無残な死に恐怖や怒りに震えた残りの猟兵達はサラ教官の制止の声を無視してそれぞれエイリークとゼトに襲いかかった。
「―――ハッ!」
「―――遅い!」
「え――――」
「しま―――」
しかし二人は巧みな馬術で猟兵達の攻撃を回避しながらそれぞれの武器に闘気による光を宿らせ
「「奥義――――太陽!!」」
猟兵達に怒涛の連続攻撃を叩きつけた!
「ギャアアアアァァァア―――――ッ!?」
「グアアアアアアアア―――――ッ!?」
馬を駆る騎士の奥義――――太陽をその身に受けた猟兵達は大量の血を噴出しながら絶命して地面に倒れた!
「…………ッ……!」
「サラさん……」
唇を噛みしめて無残な死体となった猟兵達を見つめるサラ教官をセレーネは辛そうな表情で見つめた。
「皆さん、ご無事でしたか?」
エイリークは武器を鞘に収めた後馬から降りてリィン達に話しかけ
「…………はい。危ない所を助けて頂き、本当にありがとうございます。エイリーク皇女殿下、ゼト将軍閣下。」
リィンは複雑そうな表情で答えて会釈をした。
「先程の見事な騎馬術と戦い……お見事でした、殿下。」
「フフ、ありがとうございます、リグレ候。―――あら?貴女は確かレンの秘書を務めているアンゼリカさん、でしたよね?」
パントの称賛の言葉に微笑んだエイリークはアンゼリカに気付くと目を丸くし
「お久しぶりでございます、エイリーク皇女殿下。麗しの皇女殿下に顔を覚えて頂いて恐悦至極でございます。」
「クスクス、相変わらずお上手な方ですね。行方不明と聞いておりましたが、ご無事で何よりです。機会
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