暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜特務支援課の決意〜
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「”空の女神”か……どのような方なのかちょっと気になるわね。」

「わたしの予想では母親のフィーナさんみたいな清楚で真面目な性格だと思いますけど……実際の所はどうなんですか、キーア。キーアは10年後の未来から来ているとの事ですから、現代に降り立った”空の女神”とも会っているんじゃないですか?」

エリィの疑問に答えたティオはキーアに視線を向けたが

「それは会ってからのお楽しみだよ♪」

「ハ、ハア……?(何でしょう……果てしなく嫌な予感がしてきました……まさかとは思いますがエステルさんみたいな方なんでしょうか……?)」

笑顔で答えたキーアの言葉を聞いてジト目になった。



「ヨアヒムか……できれば俺達の手で決着をつけたかったけど、エレボニアにいる以上クロスベルの俺達では手出しできないな……」

「ま、別に俺達が手を下さなくてもZ組”の連中が奴を討伐するらしいしな。内戦を経験した今のあいつらなら、かつての俺達以上の実力を持っているから、あいつらに任せて大丈夫だと思うぜ。」

複雑そうな表情をしているロイドにランディは助言し

「そうだな……でも、ヨアヒムの最終的な狙いはキーアである事は絶対に変わらない。今ここにいるキーアを守り、そしてクロスベルを取り返して俺達の時代のキーアも絶対に守ろう!」

「ええ!」

「はい!」

「おお!」

「えへへ……みんな、ありがとう♪」

ロイドの号令にエリィ達は力強く頷き、キーアは嬉しそうな表情をした。



「フフ………それにしても未来のキーアちゃんがこんな素敵な女性になっているなんてね………う〜ん、今のキーアちゃんに合う服を選べないのが凄い悔しいわ……しかも今のキーアちゃんは大人なんだから、香水やお化粧だって必要だし。」

「それは同感です。そこの所については未来のわたし達に嫉妬ですね。」

エリィは微笑みながらキーアを見つめ、エリィの言葉にティオは頷き

「ハハ………」

「ま、気長にキー坊が成長するのを待とうぜ。でないとキー坊の成長を楽しめないだろう?」

ロイドは苦笑し、ランディは口元に笑みを浮かべて言った。



「えへへ………ちなみにキーアの付けている香水やお化粧はみんなエリィ達に教えてもらったんだよ♪」

「そう……………」

「……早くわたし達の時代のキーアを取り戻して、色々教えましょう。」

無邪気な笑顔を浮かべて言ったキーアの言葉を聞いたエリィは微笑み、ティオは静かな笑みを浮かべて言った。

「そうね………―――――それよりも。ロイド。キーアちゃんの事情を聞いた時からずっと思っていたけど………ど・う・し・て!未来のキーアちゃんは貴方のファミリーネームを名乗っているのかしら??ま
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