暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜特務支援課の決意〜
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な……」

ある事を思い出したランディの言葉に続くようにティオやエリィ、ロイドは疲れた表情で溜息を吐き

「……………………」

キーアは複雑そうな表情で黙り込んでいた。



「そんでもって俺らが”Z組”の連中や正規軍がエレボニアの内戦を終結させるよりも早くクロスベルを解放すればエレボニアはゲームオーバーとか、色々な意味でプレッシャーがかかるじゃねえか……」

「……まあ話を聞く限りそうなった事や戦争回避条約でメンフィルに滅茶苦茶搾り取られる事になったのもエレボニア帝国の自業自得だと思いますが。」

「……メンフィル帝国領であるユミルに2度に渡る襲撃をした事に加え、ユミルの領主夫妻に危害を加えた事やエリゼさんの妹であるエリスさんの誘拐と脅迫によるリィンさんの誘拐……メンフィルが戦争を仕掛ける理由としては十分すぎるわ。むしろメンフィル側から戦争を回避できる条約を提示してもらえただけでも”奇跡”に近いでしょうね。」

疲れた表情で溜息を吐いたランディの言葉に続くようにティオはジト目になり、エリィは複雑そうな表情で呟き

「………キーアは知っているんだよな?エレボニアがどうなるかも。」

「うん…………未来は教えられないけど……――――キーアの時代のエレボニアの人達も前を向いて頑張っている。それは確かな事だよ。」

ロイドに尋ねられたキーアは静かな表情で答えた。



「そうか…………」

「私達にとってそれを聞けただけで十分よ……」

「……ですね。」

「だな。それにエレボニアの方はヨアヒムの野郎のお蔭で猶予期間が2週間も伸びた上、”貴族派”側はメンフィルの報復で大打撃を受けたから、エレボニアの事を気にする必要はないと思うぜ。」

「そうだな……むしろ心配なのは亡霊になってまで、この世に留まり続けているヨアヒムの動向だな。」

ランディの意見に頷いたロイドは真剣な表情で考え込み

「エリゼさん達から話を聞いた時はマジで驚きましたよね……」

「ええ……そして今でも隙あらばキーアちゃんを狙っているのでしょうね。」

「………………」

疲れた表情をしているティオの言葉に頷いたエリィは心配そうな表情でキーアを見つめ、キーアは複雑そうな表情で黙り込んでいた。



「それにしても追い詰められた”貴族連合”に”グノーシス”を与えて手駒にするとか、死んでもやる事が進歩してねぇな。」

「むしろ退化しているのではないですか?ミントさんの力を借りて現代に降り立った”空の女神”の命を狙うという普通に考えれば”無謀”としか思えないような事を考えているとの事ですし。」

エリゼ達から聞かされた亡霊と化したヨアヒムの目的を思い出したランディは呆れた表情で呟き、ティオはジト目で呟
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