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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第519話】
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度調べているようだった。
――乗り手居なかったら構わないかと思い、意識を三人に向ける。
現状一番不利なのは俺だ、ラウラとの一騎討ち、フル稼働による消耗率と起立アーム損傷による不具合。
不具合といっても起立アームの稼働が出来ないだけで、問題としては些末だろう。
さて――単純に俺を三機で掛かるか或いは……。
「……有坂、まずは私が相手になろう」
「篠ノ之?」
慣れない操縦の中、俺に一騎討ちを挑む篠ノ之――意図を理解できず、疑問に思うのだが――。
「……紅椿の力ではなく、純粋に有坂に挑みたい。 この勝負、承けてくれるな」
「……OK」
純粋に挑みたい――自分の力量を測りたいのだろう、俺は篠ノ之じゃないから本心はわからないが。
ランドローラーを稼働させ、グラウンドを滑走――。
「な、慣れない武器だが……く、食らえ! ――きゃあっ!!」
サブマシンガンを構え、発砲する篠ノ之だが反動制御が出来ず、尻餅を着いた。
その隙にまたもランドローラーを最大稼働させ、間合いを詰める――。
「ま、まだ……!」
背部起立アームを稼動させ、それを支えにしてサブマシンガンをフルオートで射撃――だがそれでも慣れてない射撃に四苦八苦し、ペイント弾は明後日の方向に飛ぶ――と。
「ぶえっ!?」
……一夏の断末魔が聞こえた、多分流れ弾が当たったのだろう。
流れ弾だから篠ノ之が特に悪いという事はない、親父に言わせれば「運が無かったんだな、ワハハハハッ」って所だろう。
スラローム回避しつつ、弾幕を掻い潜る俺――。
「……!? た、弾が……」
引き金を引いても弾が出ず、焦りを見せる篠ノ之――目前まで俺が迫るなか、起立アームによってギリギリの所で立ち上がる――だが。
「……!?」
「俺の勝ち……だな?」
銃口を目の前に向けた俺、目を見開き、観念したように両手を上げてサブマシンガンを地面に落とした。
「……く、悔しいが……参った」
「……うん。 とはいえ……諦めずに立ち上がったのは悪くないぞ、俺はそういうの好きだな」
「そ、そう……か。 ……あ、あまり軽々しく好きとか言うな、有坂……」
何故か僅かに狼狽してるように見える篠ノ之――とりあえず残りは後シャルと簪だった。
「ここは、共同戦線……」
「わ、わかったよ。 ごめんね、ヒルト!」
意見が一致した二人は、サブマシンガンを構えて発砲する。
直ぐ様横への回避運動を取り、二人の周りを回転しながら間合いを詰めていく。
「っ……緩急つけて来てる……」
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