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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第519話】
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「それではEOSによる模擬戦を開始する。 因みにルールはバトルロイヤル形式、装備も有るものを全て使用して構わない。 そして、最後まで残ったものの勝ちだ。 なお、EOSの防御能力は装甲のみのため、基本的に生身は攻撃するな。 射撃はペイント弾だが、当たるとそれなりには痛いぞ」
織斑先生は手を叩き、仕切ると各自可能な限り距離を取る――。
ラウラの動きを見る限り、彼女はあれを扱った事があるのは明白だ。
……先に俺に来なければ、その時間を操縦に慣れる為の練習ができるはず――。
そう思い、久しく高鳴る鼓動を抑える俺――そして。
「はじめ!」
模擬戦開始の合図が飛ぶ――それと同時にラウラは脚部ランドローラーを使い、真っ先に操縦に手こずる一夏目掛けて突撃をかけた。
ランドローラー――もしかすると村雲に乗っていた時の経験が役に立つのではと思い、一夏が狙われている隙にスラロームを試す。
「げっ!?」
「ふっ。 遅いぞ、織斑!」
真っ先に狙われた一夏を他所に、スラロームする俺――その感覚はまさに村雲・弐式に備わったランド・ホイールと感覚が似ていて直ぐ様機動面は慣れる。
その間一夏のへろへろパンチを回転運動で巧みにかわし、一夏の懐へと潜り込むや、直ぐ様腰を落としてランドローラーを巧みに使った足払いを放つ。
「ぐえ!」
その一連のラウラの動作を真似、俺もランドローラーを使っての足払い――挙動もラウラのそれに近い一撃を放てた。
一方の一夏は、転倒して隙を晒す――。
「いてて……え?」
眼前に向けられる銃口、そしてラウラは呟く。
「チェックメイトだ」
EOSの装備であるサブマシンガンをセミオートで三発撃ち込むラウラ、無慈悲な一撃に一夏は。
「い、いたっ! ラウラ! 顔――」
「うるさい」
更にフルオートでサブマシンガンを撃ちきるラウラ、ペイントまみれの一夏のEOSからサブマシンガンを奪い取り、離脱後狙いをセシリアへと切り替える。
その間も俺は今度はサブマシンガンの試し撃ちを始める。
「もらったぞ、セシリア!」
「わたくしは織斑さんのように簡単にはやられませんわよ、ラウラさん!!」
セシリアはその場でサブマシンガンを構え、フルオート射撃をするのだが照準が合っていなく、全弾グラウンドをカラフルに染めた。
「くっ! なんという反動ですの……!」
定まらない照準を何とか制御しようとするセシリア、その間も俺は試し撃ちで反動を身体に覚えさせる。
「ああもう! 火薬銃は慣れていませんのよ!!」
憤るセシリアだ
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