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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第518話】
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中から現れた金属製のアーマーが気になる様だった。
「教官、これはもしや――」
「ボーデヴィッヒ、私は教官ではない。 織斑先生と呼べ」
織斑先生を教官呼びし、きつい表情で返されてラウラ口を閉ざした。
軽く咳払いすると、織斑先生は説明を始める。
「これは国連が開発中の外骨格攻性機動装甲『EOS(イオス)』だ」
「イオス……?」
「あらぁ……うふふ」
有坂先生も興味があるのか覗き込んでいた。
「Extended Operation Seeker(エスクテンデッド・オペレーション・シーカー)。 略してEOSだ」
大層な名前だな……まだ母さんのPPSのが名前的には分かりやすいかも、個人用強化外骨格だし。
一年生全員興味津々らしく、新たに現れたEOSは注目の的だった。
母さんも観察していたのだが……。
「あら……これだと頭部や露出してる部分が……。 ……うーん……国連の人……無駄遣いじゃないかしらぁ……」
外見だけで把握したのか、母さんはある程度見終わると山田先生の隣へと戻る。
ざわざわと見学してる一年生に、織斑先生は――。
「見学は後にしろ。 ……EOSの目的は災害時の救助活動から、平和維持活動等、様々な運用を想定している」
「あらぁ……そうだったのねぇ……。 ……うーん……」
織斑先生の説明を受け、改めて有坂先生はEOSを観察するも、小さくため息を吐き、やっぱり元の定位置に。
そんな母さんが気になり、声を掛けようとしたのだが……。
「あ、あの、織斑先生。 これを私たちにどうしろと……いうのでしょうか……?」
恐る恐る篠ノ之が訊ねる、言葉遣いに多少の変化を感じる中、織斑先生はシンプルに言葉を返す。
「乗れ」
至ってシンプルな言葉、つまり専用機が使えない現状、これに乗ってテストしろという事だろう。
前に居る専用機持ち全員が声を揃えて驚いた。
「二度は言わんぞ。 これらの実稼働データを提出するようにと学園上層部に通達があった。 お前たちの専用機はどうせ今は使えないのだからレポートに協力しろ」
「は、はぁ……」
何となくの返事で頷く一夏、他の専用機持ちは戸惑いを見せつつも各々が頷く――と。
「それと――有坂、有坂ヒルト。 お前にもこのEOSに乗ってもらう、いいな?」
「え? 了解です」
そう返事を返す俺。
だが、美冬や美春、未来は――。
「あの、先生。 私たちは……?」
「ああ、お前たち三人は向こうの山田先生の方だ」
そう言うといつの間にか移動していた山田先生が
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