第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜戦いと、次なる旅立ちなの〜
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「奴」との戦いが始まり、まだそう時間は経ってない。
しかし、蒔風の声には焦りが感じられる
「ちぃぃ、青龍!!」
蒔風の言葉に、青龍が「奴」へと突貫を仕掛ける。
だが、青龍の巨体は簡単に弾き落とされ、川に落下して身体が沈む。
青龍だけではない。
他の神獣たちも大地に伏せ、倒れている。
さらには蒔風たちもほとんど満身創痍状態である。
皆、息が上がり、肩が上下している。
(なぜ・・・だ。なぜここまでに強い!?)
そこでなのはがレイジングハートを「奴」に向ける。
「舜君どいて!!ディバイーーーーン!!!」
《Divine Buster》
「なのは、止せ!!」
「バスターーーー!!!」
蒔風の制止も間に合わず、なのはの砲撃が「奴」に向かって伸びる。
しかし、その放たれたディバインバスターを「奴」は掴み取り、くるりと回転し、なのはに向かって投げ返して来たではないか。
レイジングハートがとっさに防壁を張るが、弾かれてしまう。
なのはが川に落ちる。
「っ!きゃぁぁぁぁ!!」
「なのは!!あああああ!!!」
「くっ、フェイト!」
フェイトが飛び出し、それをクロノが追う。
チャンスだとばかりに、「奴」がフェイトに向かい、拳を振るい襲い掛かった。
それに合わせるように、クロノが「奴」を止めようとバインドを掛けるが――――。
パシィ、バキッ!!と、発動と同時に打ち壊されてしまう。
拳は、止まらない。
「っ!?バルディッシュ!」
《Protection》
フェイトの張った防壁に「奴」の拳が当たり、電撃と火花が激しく散り爆ぜる。
だがそれも限界に達したのか、数秒もせずに打ち壊され、爆発する。
爆風に押され煙の中から飛び出してきたフェイトをクロノが押さえるが止まらず、近くに倒れていた獅子がそれをかろうじてキャッチした。
「主!!」
「ああ、わかってる!!龍虎雀武!獅子天麟!!」
彼らを刀剣に戻し、龍虎雀武を円盤状に、獅子天麟をバスターソードに組み立てる
ビィィィィィィン!!という空を切る飛翔音を鳴らしながら、蒔風が「奴」に龍虎雀武をフリスビーの様に投げ付けた。
すると、龍虎雀武が無数に分身し、「奴」に襲い掛かった。
さらに蒔風が獅子天麟を握りしめ、「奴」に飛び掛かる。
『「奴」の力の元を探る!!援護を!!!』
念話で叫び、皆が頷く。
「奴」が無数の龍虎雀武を四肢を使い叩き落としていく。
しかし、一つ以外はあくまでも分身。
叩いては空を切るばかりで、消えていく。
そして動きつづける「奴」に
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