暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜戦いと、次なる旅立ちなの〜
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はの頭をポンポン、となでる蒔風。
なのはは恥ずかしがってその手を払いながら、思い出したように言った。

「あ、そうだ!!舜君の荷物から、面白そうな食べ物を見つけたんだ!!!」

世界が用意した蒔風キャンプセットには、多くの缶詰や、レトルト食品がある。
中には別世界からの贈り物や、食べ物じゃなくても珍しいものがあったりするのだ。

なのはが見つけたのはそのうちのひとつだろう。

「なんだ?」

「これこれ!!!」

それは真空パックになっていて、監修者の名前はわからないようにつぶされていた。


「なになに?シャ○先生監修料理教室特製スープ?レトルトか?」

「そう!!「ゴルゴンスープ」だってさ!!!」

「世界も面白そうな料理用意してくれたなぁ・・・どれ、獄炎!!」


蒔風が獄炎を使って一瞬でスープを温める。

(こりゃすんごく遠い別の世界から送られてきたものだな・・・他世界の珍品ってやつか?)

「ちなみにそれ、見つけた時はかちんこちんに凍ってたよ?」

「素材の味をそのままに、って感じだな。いたたきま〜〜す!!(ゴクッ)」

「どう?どう?」

「なのは・・・・」

「な・・・なに?」


蒔風の首がギギギ、となのはの方に曲がった。

なにも言わなかったが、真っ赤な目をしたその眼光はこう物語っていた。



---謀りおったな。この悪魔め・・・・---


ドガシャ!!!


「きゃあ!!舜君?舜君!!」

「なのは!!お皿に・・・穴があいてる・・・」

「そんな!!!」

「と、とにかく治癒魔法を!!!救急班、いそいで!!!」

なのは、ユーノ、リンディがワタワタし始め、慌ただしく時間が過ぎて行った




そんなこんなで蒔風が再び倒れ、何とか回復したのは十二時間後だった。

あんなもの飲んだのに、なぜかリフレッシュしており、傷は完治ほどではなくてもあらかた回復していた。


そうして、そのまま蒔風は旅立った
高町家やすずかやアリサには、親が急に海外の方に来い、と呼んだからと説明してもらうことにした。




そうして、長い長い、この世界での役割は、ようやく終わったのである。





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次の世界


ここは最先端科学の街、そして、魔術師の現れるところ

科学と魔術の交差する街



その地には一人の主人公がいる。


レベル0、無能力者

にもかかわらず、彼はこう呼ばれる右手を持っていた。



『幻想殺し(イマジン
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