第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜戦いと、次なる旅立ちなの〜
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フェイトがサンダースマッシャーを撃つ。
ついに「奴」が魔導八天を抜き、フェイトの攻撃にも対処し始める。
「はっはっはっはっはっはっ!!あーひゃっ!いひひひひひひひひ!!!」
「奴」が高らかに笑いながらすべての攻撃を消していく。
そしてついに龍虎雀武の本体が落とされ、分身が消え去った。
その瞬間、蒔風が「奴」の首を狙い獅子天麟を叩き付けに襲い掛かり
「らッ、せ!!」
バッキ!!ゴゴゥ!!
しかし切り付けた部分からとてつもない光が溢れ出し、蒔風を吹き飛ばした。
(この光・・・まさか!!)
「ディバインバスター!!!」
吹き飛ばされた蒔風を追撃しようと向かってくる「奴」を、なのはの砲撃が防ぐ。
その隙に蒔風が「奴」から距離をとり、「奴」へと向き直り双眸が険しくなる。
「お前・・・やりやがったな!!?」
「ははん。さすがにさっきので気付いたか。その通りだ」
そう言って「奴」は風呂敷を広げるように両腕を左右に開いた。
そこには九つの、輝く宝石があった
「あれは!!まさか!」
「ジュエルシード!?」
蒔風を除く皆が同時に声を上げ、驚愕する
「そんな・・・ジュエルシードはすべて時空管理局が回収したはずだ!!」
「あれはおそらく・・・プレシアと共に落ちていった九つだ」
蒔風が忌々しそうに叫んだ。
それにみな再び驚く。
「な!?」
「そんな・・・」
「母さんを・・・どうしたの!?」
フェイトが「奴」に叫ぶ。
対し、グリンと「奴」の首がフェイトの方を向き、口を開いた。
「ああ?母さん?おお、あの女のことか。知らんよ、んなこと。これさえ手に入ればよかったからな」
「てめぇ・・・そのまま見捨ててきやがったのか!!!」
「見捨てるとは人聞きの悪い。あいつは死ぬ事を望んでいたんだから、いいじゃねぇか。それがあいつの望みだったんだろ?じゃあその思いを尊重してやらなきゃだろうが。うん?」
「それは・・・母さん・・・」
「「それは違う!!」」
「死ぬことで報われる罪なんかないんだ!!それはただの逃げだ!!」
クロノの言葉に蒔風が続く
「死ぬことを望む?そんなのはオレは許さない。いいか?死ぬことよりもな、生きてることの方が遥かに辛く、悲しく、苦しいんだ!!だったらよ、罪を購うんなら、生きて購えってんだ!!だからオレは死なせないし殺さない。生かすことが最大の罪滅ぼしだからな!!死なせるなんて、そこまで俺は優しくなれない!!」
「それを誰もが出来るとか思うな!!そんなもの・・・できるやつの台詞だ!できない弱者に、貴様はそれを強いるの
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