第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜終わってからの始まりなの〜
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すよねー?なんでー?」
フェイトに話しかけるが、無視される。
「うん・・・私ね、フェイトちゃんと、お友達になれたらって、想ってるの!」
「あれー?なのはさん、あなたもシカトですかー?」
なのはにもスルーされ、いたたまれなくなってきた。
お前もうちょっと黙れ。
「でも・・これから、出かけちゃうんだよね」
「うん・・・少し長い旅になる」
「・・・・・」
蒔風が橋の反対側でいじけ始めた。
私は悪くない。
「また、会えるんだよね!?」
「ぁ・・・うん。まだ少し悲しいけど、やっと本当の自分を始められるから」
「フェイトちゃん・・・」
「あなたたちのおかげだよ」
「・・・え?オレ?やっと話題振られた?」
話題にやっと入れそうになり、蒔風が二人による。
「うん・・・貴女が私と対等に向き合ってくれたから、貴方が私と対等の立場で酷い言葉でも私のために叫んでくれたから、私はここにいられる」
「フェイト自身が見つけた現実だよ、それは。オレたちはきっかけでしかない」
「それでも・・・私の目を覚まさせてくれたのは、あなたたち二人だった・・・」
「フェイト・・・」「フェイトちゃん・・・」
「今日来てもらったのは、あのときの返事をするため」
「え?」
「君が言ってくれた、「友達になりたい」って」
「うん、うん!!」
「私にできるなら、私ででいいなら・・・って。だけど・・私・・・」
「どうしたらいいかわからないのかい?」
「うん・・・・だから教えてほしいんだ・・・どうしたら友達になれるのか・・・」
「簡単、だよ・・・・・」
なのはが言う。
それは、誰にでもできることだと。
「え?」
「名前を呼んで。初めはそれだけでいいの。君とか、あなたとかじゃなくて、ちゃんと相手の目を見て、ちゃんと相手の名前を呼ぶの」
「ぁ・・・」
だから、何度もなのはは名前を呼んでいた。
フェイトと友達になるために
あとは、もう片方が、手を伸ばすだけ
「私、高町なのは。なのはだよ!!」
そして
「なのは・・・」
手が、届いた
「うん、そう!!」
「な、の、は」
一文字ずつを、かみしめるように言う。
決して、間違わないように。
「うん!!」
「オレは、蒔風舜な」
「舜・・・」
「いきなし下か」
「あ・・・」
「いや、大丈夫だよ。ありがとう、フェイト」
「うん・・なのは、舜!!」
「うん!!」「ああ!!」
「ありがとう、なのは、舜」
フェイトがなのはと蒔風の手をとる
三人
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