暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜終わってからの始まりなの〜
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クロノ君・・・」

「心配しないでくれ。彼女が自らの意志で加担していなかったことははっきりしている。それを、絶対に上の人間に伝えて見せる」

「頼んだぞ。クロノ」

「任せてくれ。そういったことは、得意なんだ」

「信頼してるぜ」

「なにも知らず、ただ母親のために一生懸命だった子に罪を問うほど、時空管理局は冷徹じゃないから」

「でも、見捨てようとしたよな〜〜あんとき」

「バッ、あのときのことはもう言わないでくれ!!!」

「ははーーーん。まーだ後悔してんのかーい?あのときすぐに助けにいけなかったのがっさ」

「う・・・うるさい!!」

「あははは!!!」

「笑うな!!!」

「うっ、ぷははははは!!くっくっく・・・ぷぁっはっはっは!!!」

「舜んんんんんん!!!!!」

「照れるな照れるっぷ!!!はははははは!!!」


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次の日の朝には、なのはたちは高町家に帰っていった。


戻ってきた日常、平凡な日々
なのはの胸にはフェイトのことが、まだ少し気がかりだった

そして蒔風は、だんだんピリピリしてきた
鋭い視線で、いつも周りを気にしている



さらに数日後

なのはの携帯に、時空管理局から連絡が入った
電波は世界を超えるのである


どうやら、フェイトは、これから身柄を本局に移され、裁判になるらしい。
しかし、ほぼ確実に無罪になるそうだ。

とはいえ、それには相当時間がかかることもあるために、始まったらしばらく会えなくなる。

その前に、今からフェイトに会えるのだそうだ。
なのはに、会いたいと言っているらしい。








そうして約束の橋の上に来たなのはたち。

クロノとアルフも来ていた。


「時間もないから、二人で話すといい。僕たちは、あっちにいるから」

「ありがとう、クロノ君」

「じゃ、行きますか」

「あ・・・」

「ん?なんだい?」

「あなたとも、話したいことが・・・・」

「・・・光栄だな」



周りが一瞬静かになる。
そうして、蒔風、なのは、フェイトが話し始めた。


「話したいこと、いっぱいあるのに・・・何話したらいいか、わかんないや」

「そうだね・・・私もうまく言葉にできない・・・」


「いろいろあったからねぇ・・てか、オレいなくてよくない?」

蒔風が蚊帳の外であることを危惧し始める。



「でも、嬉しかった。私と、真っ正面から向き合ってくれて」

「呼び止めたのあなたで
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