第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜終わってからの始まりなの〜
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風がモニターに一枚の画像を出す。
「これは・・・・」
「プレシアの最後の・・・笑顔だ」
「・・・・」
「言っていたよ。この笑顔は人形には見せられない笑顔だって。でも、最後にプレシアが想っていたのは・・・きっと・・・」
「母さん・・・・」
「オレはプレシアを助けられなかった」
「そんなこと・・・ないよ」
「これはオレが背負わなきゃならない」
「・・・・」
「だからフェイト。お前は進んでくれ。決して立ち止まらないでくれ。お前の世界は、始まったばかりなんだからな」
「うん・・・うん!!」
「じゃ、オレはもう行くよ。ほんとはここ入っちゃいけないらしいからな」
「え?」
「いやぁ、どうしてもこれだけは見せたかったからな。話しておきたかったからな。「奴」もそろそろ来るだろうから、なのはのそばにいないとだし」
「「奴」?」
「ああ、話してなかったな。そうだな・・・・」
蒔風が五分ほどで説明した。
自身が翼人であることも含めて
「そんなことが・・・」
「というか、あんた本当に伝説の翼人だったんだね・・・」
「気にするなよ。ん?をう!そろそろ本気で見つかりそうだから、オレは逃げるよ。じゃあね」
「うん・・・じゃあ」
そうして蒔風は壁に向かって、手をかざす。
誰かの力でも借りたのか、物質情報の結合を解除、と呟くと、壁に穴があき、出ていくと、再びそこを閉めた。
「フェイト・・・」
「大丈夫だよ。アルフ・・・ありがとう」
フェイトの胸には、哀しみがあった。
でも、それよりも大きな、出会いがあった。
フェイト・テスタロッサはもう、大丈夫だった
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その後、蒔風、なのは、ユーノは事件に貢献した功績で、表彰を受けることになるらしい。
それを聞いて蒔風だけは、丁重にこれを辞退した。
「翼人の伝説がある世界で、オレなんかの記録を作っちゃまずいからな」
とのことらしい。
そうして、クロノも含め、四人になり、話題はフェイトのことになる。
「事情があったとしても、次元干渉犯罪の一端を担っていたことは事実だから・・・」
「ま、ただでは済まないよなぁ」
「うん・・・数百年以上の幽閉が、普通なんだが・・・・・・」
「そ、そんな!!!」
「ははん、クロノ。「なんだが」、でしょ?」
「ああ。前にも言ったが、絶対にそんなことはさせない。僕の正義が、許さない。何が何でも、上の人に理解させて見せる」
「
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