第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜終わってからの始まりなの〜
[1/6]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「て・・・「庭園」崩壊・・・消滅、しました」
「次元震、停止しました。断層発生は、ありません・・・」
「そう・・・了解(あれだけの力・・・・なんとも恐ろしいわね。[翼人、救世主にして破滅の者]とはよく言ったものね)」
管制室で報告を受けるリンディ。
改めて蒔風の力の恐ろしさを体感したところであった・・・・
--------------------------------------------------------------
医務室
クロノ達はここで怪我の治療をしていた。
蒔風には怪我など一切なかったので壁に寄りかかっているが、表情が多少暗く見える。
「フェイトちゃんは?」
「護送室だ。彼女たちはこの事件の重要参考人だからね。残念だけど・・・」
「ま、仕方ないだろ。クロノが見ることになんだろ?なら安心だよ」
「でも・・・いっつ」
「なのは!ジッとしてよもう」
なのはが身を乗り出し、痛みに顔をゆがめる。
包帯を巻いていたユーノが注意した。
「今回の事件は一歩間違えれば次元断層すらも引き起こしかねなかったんだ」
「関係者の処遇には気をつけないとだからねーー」
「そうだ。でも大丈夫だ。彼女には酷い目には合わせないよ絶対にだ」
「クロノ・・・お前丸くなった?」
「誰の影響だと」
クロノがフッ、と笑いながら蒔風に言った。
「え?オレか?バカ言っちゃなんねえよ。そうなったのはあくまでお前の意志だ」
「・・・そうだね・・・というか、君が庭園を跡形もなく吹き飛ばしたから面倒なことに・・・」
「そうじゃなくても、あそこは崩れていたさ」
「一切の資料も持ち出せなかったし・・・」
「それは許さん」
「・・・プレシアか?」
「ああ・・・」
蒔風が天井を仰ぐ。
とても、悲しく、そして残念そうな顔で
------------------------------------------------------------------------
護送室
フェイトとアルフがここに拘留されている。
そこの通路に、なのはたちと別れた蒔風が入ってきた。
「あんた・・・」
「よう、フェイト。ちょっとお話ししよう」
「え・・・うん・・・」
そうして蒔風は話し始める。
話の内容は、これまでのこと。
最初に出会って、いきなり戦ったこと
ジュエルシードの暴走を抑え込んだこと
そして・・・プレシアの最後
「母さんが?」
「ああ。フェイトを・・・もう、一人の人間だって、言っていたよ。そして・・・」
蒔
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ