第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜戦いの終わりと始まりとプロローグなの〜
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アアア!!!!!!」
もう見つからない、追いつけない。
蒔風はそれを理解してしまった。
だから全力で戻った。
庭園の、プレシアの、その記憶を永遠にするために
『全員、退避しろ。ここを跡形もなく吹き飛ばす』
「舜!?」
「舜君!?」
蒔風は虚数空間から飛び出すと、プレシアが最後にいたあの広間に着地して庭園内にいる全員に念話を飛ばした。
『オレは本気だ。一切の資料を持ち帰ることはこのオレが許さない』
(プレシア・・・お前の記憶は・・・誰にもいじらせはしない!!!それがお前を救いきれなかった、オレの・・・償いだ!!!)
『くっ、全員退避!!急いで!!!何も持たないで、全速力!!!』
リンディからの指示が下る
「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
(獄炎、圧水、土惺、雷旺、絶光、混闇、全エネルギーを純エネルギーに変換!!!)
全属性エネルギーを純粋な「力」としてのエネルギーに変換する。
『全局員の退避完了!!!』
それを聞き、蒔風が己の最強の武器を取り出す。
「十五天帝!!!!!」
ボゴン!!!
十五天帝を組み上げ装備し、天井を突き破り、最上層に上がる蒔風。
(この翼に宿るのはたった一人の願い。だが、オレは!!!その願いのために、こいつを!!!)
十五天帝と、蒔風の腕にエネルギーが・・・一人の母の願いが集まる。
「あああああああああああ!!!!!」
蒔風が涙を流し、「時の庭園」に突っ込んだ。
「すべての者に救いと破滅を。十五天帝《ソラウス・キング・フィフテーン》ッッ!!」
十五天帝を振るい、「庭園」にぶち当てる。
するとそこにあまりの衝撃に力場が発生し、「庭園」を真っ二つにしたうえ、ねじ込んでいき、庭園がただの岩の塊となる。
それでも破壊は止まない。
砕けた岩石一つ一つが爆発し、細かいものをさらに細かく砕いていく。
そうして、「時の庭園」は、粒子と消え、跡形もなく消滅した。
「これで、終わったんだ」
to be continued
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