暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜戦いの終わりと始まりとプロローグなの〜
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れで準備は整った。



「さあ、これからを始めるために、これまでを、終わらせよう!!」



転移魔法陣を展開し、跳ぶ。

向かうはあの子の戦う場所、そして、母さんのもとに


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医務室の中からフェイトの気配が消える


「行ったか・・・」

蒔風が中をのぞき、嬉しそうな表情でつぶやいた。


「ははは!!これだから!!人ってのはいいもんだ!!」

天井を仰ぎ、大笑いして、この世の最高の幸せと手にしたような顔をする。


「どんな逆境にあっても!!決して失われることなく、輝き続ける心!!ああ、やっぱり生きてるっていいな。人との出会いはなんと素晴らしい!!人の意志の力はなんて逞しいんだ!!!」

その言葉にはいっさいのからかいはなく、純粋に人に対する想いから来ていた。


「まったく、こんなん見せられたら、もっと人が大好きになっちまうだろ!!」

自分自身が翼人であることは関係なしに、蒔風の想いは大きくなる。

これが蒔風舜なのだ。
特定の誰かが好きなんじゃない。人間が好きなんだ、と


「さて・・・オレも行きますか。あんなやつがいるんだから、まだまだ世界は十分輝てるんだからな」


蒔風も飛び出す。

なのはたちのいる決戦の地へ



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蒔風がアースラを出た頃、なのはとフェイトが並び立ち、大型の騎士と対峙していた。

「大型だ・・・バリアが固い」

「うん・・・」

「でも、二人でなら・・・やれる!!!」

「うん・・・うん!うんっ!!!」

なのはとフェイトが初めて一緒に戦う。


「バルディッシュ!!」

《get set!!》

「こっちもだよ!レイジングハート!!」

《stand by ready!!》



ギィィィィィィィ!!!!!

大型の両肩に乗るキャノンにエネルギーがたまる

だが、知るであろう
そんなものは、この二人の前には無意味であることが!!!


「サンダーーーー!!!スマッシャーーーー!!!!」

「ディバイーーーーン!!!バスターーーーーー!!!!」」


ドウッ、ゴアッ!!!


バリアに二人の砲撃が阻まれる
それでも!!!


「「せーーー、のっっっっ!!!!!」」


二人の攻撃に、バリアをいとも簡単に破られ、爆散する。
庭園が揺れ、ガラガラと崩れていく。



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