第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜全力全開!!そして謎の影なの〜
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イトの顔に、思わず苦しげな表情が浮かび
「なのは!!!」
ユーノが思わず叫んだ。
しかし、その声にはだれも答えない。
更なる追撃の為に、フェイトが魔力を溜める。
そして爆煙が晴れたその先に、なのはがいた。
まだ電撃が身体に残り、少し痺れるが問題はない。
なのははその砲撃に耐えきっていた。
レイジングハートの補助と、なのはの成長が、それを可能なものとしていた。
「バインドって、攻撃のあとなくなっちゃうんだ・・・」
なのはが多少の痺れが身体から抜けたことを確認すると、レイジングハートをフェイトに向け、叫ぶ。
「じゃあ、今度はこっちの、」
《Divine Buster》
「番だよ!!」
なのはの砲撃がフェイトに放たれる。
迎え撃たんと溜めた魔力を放つフェイト。
しかしてそれは塵へと変わり、衰えを知らず少女に向かう。
フェイトは防壁を張りそれをしのぐ。
しかし直撃のディバインバスターは優しくはない。
たが、フェイトは回避という選択を頭からかなぐり捨てた。
吾の砲撃の爆煙からなのはの姿が現れた瞬間、フェイトは堪えてみせると誓った。
あの子も、自分の攻撃に堪えたのだ。
自分が堪えれないなんてことが!!!
「あって・・・・たまるかァァァァァァァ!!!」
衝撃に晒されるマントはボロボロとちぎれ、突き出す腕の手袋は次々と裂けていく。
が、フェイトは堪えきった。
息は荒く、腕は下がり、顔を落とす。
そんなフェイトの上空、レイジングハート先端に、桜色の魔力が溜まる。
その光に、フェイトが再び顔を上げる。
(そ・・・そんな!!あれだけの砲撃をして、まだあんな魔力・・・・まさか!!!)
「集束・・・魔法!!!」
その事実にフェイトは驚愕する。
出会った時は、魔力の大きな素人だったのに、なんでこんなに強くなれたのかと。
「考えてみりゃ簡単なことだったんだよな」
離れたところの、公園に立つ蒔風が、誰にでもなく語る。
同時に、なのはの言葉が紡がれる。
二人の言葉が、申し合わせていたかのように、交互に発せられる。
「受けてみて。ディバインバスターのバリエーション!!」
「なのはとフェイトの間には、大きな大きな壁があった」
フェイトが逃れようとすると、なのはのバインドがフェイトを捕らえる。
「私とレイジングハートで考えた、知恵と戦略」
「その壁はあまりに高く、どこまで飛ん
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