暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜戦う理由がそこにあるの〜
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。正直に話してくれるなら、悪いようにはしない』

クロノがアルフに通信で話しかける。
その言葉は純粋な想いから来ていた。

『・・・・わかったよ。話すよ。代わりに、フェイトを、フェイトを助けてやってくれ・・・・』


「「「当たり前だ」」」


三人の声が揃う。


そしてアルフが話しだす。




フェイトがジュエルシードを集める理由。
それは彼女の母親、プレシア・テスタロッサの指示だった。

プレシアは何らかの目的のためにジュエルシードを集めている。

フェイトは、母親のためと一生懸命に頑張った。

しかし、プレシアはそんなフェイトを見ようともしない。
さらには集まりが悪いと、鎖で吊るし、鞭を打ち、フェイトに仕置きをしていた。

だがいくらなんと言おうとも、アルフから見ればお仕置きとは言うばかりの、ただの虐待。自らの憂さ晴らしにやってるようであった。


そんなフェイトにアルフは何度もこんなことはやめよう、と訴えていた。
だが、フェイトは母さんのためだから、母さんを困らせちゃ駄目だから、と今まで頑張ってきたのだ。

アルフは、そんなフェイトを救うためについにプレシアに牙を剥く。が、返り打ちにあい、ここまで逃げてきたのだそうだ。



「なんでそんな無茶したんだ」

『あんたの言葉さ』

「オレの?」

『あんた言ったろ?主人のために命懸けでってさ。だからあたしはフェイトのために、やっと立ち上がったんだ・・・でも・・・・』

その声が、悔しさにわなわなとふるえていく。

『でも・・なにもできなかった・・・フェイトを守るんだって言っても、結局負けて、フェイトを置き去りにして・・・・今、フェイトは一人ぼっちなんだよ・・・なんで・・・なんであたしは弱いんだ・・・使い魔なのに・・・あの子を・・・守れない・・・』

「守れるさ」

『え?』

「そもそも、お前がこういう行動をとらなきゃ、こっちにゃプレシアの手がかりもなかったんだ。お前の行動が、フェイトを救い出す第一歩になってるって考えれば、お前は十分、フェイトを守れているじゃないか」

『そうか、な・・・・』

「それにな、弱いなら頼れ。管理局は立場上難しいかもしれないが、オレやなのははフェイトを助けるつもりでいるんだからな。頼れる仲間は、おまえの強ささ」

『舜、見くびらないでくれ。管理局だって、彼女を救うために全力を尽くす』

『僕もだ。僕の力は弱いかもしれない・・・でも、この思いは誰にも負けないつもりだ』

「はは。どうだ?あっという間に味方ができたぜ?」

『あ・・・う・・・うっ・・・・』

「世界ってのはさ、確かにクソったれなことがたくさんあるさ。でも、絶望するほど救い
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