暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜正義があるのはどこになの?〜
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すために、世界最強になったんだ!!オレの信念、救えるものは根こそぎ救う!!!オレは救ってやるぜ。時空管理局は、何が救いたいんだ?人か!!世界か!!両方か!!!」

それだけを言って、蒔風が踵を返し、出ていく。


「・・・・どこへ行くんだ?」

クロノがそれを呼び止める。
蒔風は振り返らずに答えた。

「救いに。オレは弱くないからな。難しいことでも、やってのけるさ」

「・・・・・・僕にも・・・できるだろうか」

「クロノ?」

リンディがクロノの変化に気づく。
蒔風がクロノに聞きなおす。

「なにが?」

「君のように、すべてを救うことが・・・・」

「さぁね。でも、諦めたら0%だ。でも、諦めなければ、可能性はいくらでもある。それに、お前には仲間がいるじゃないか」

「・・・・」

「エイミィさんも、リンディさんも。なのはにユーノ、もちろん、オレも。これだけじゃ足りないかい?」

「・・・いや・・・・十分だ。僕も行こう。気になることもあるし」

「クロノ!!!」

「すみません、艦長。でも・・・僕の正義はこの胸にあるみたいです」

「クロノ・・・」

「行こうか」



蒔風とクロノはともに海上へ。

他のメンバーはすでにモニターに向かい、補助をしていた。
この悲劇を、だれも傷つけずに終わらせるために。



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海上にて


クロノと蒔風が現着すると、糖度なのはとフェイトの協力で、六つのジュエルシードを封印したところだった。


「な?できたろ?」

「すごい・・・な」

「あれが強い、ってこと」

蒔風とクロノは離れた所からその瞬間を見ていた。
クロノの感心する声と、蒔風の憧れるような声。


「さて、後はフェイトをどうにか連れて行って。話を聞くだけだな」

「ああ!!」

近づいていくと、なのはとフェイトが話している声が聞こえた。



「友達に、なりたいんだ」

「ぁ・・・・・・」

どうやら伝えたいことは伝えたようだ。
蒔風が近くに寄る。



「おお、言えたか?なのは」

「舜君・・・それに、クロノ君・・・・ごめんなさい!!!勝手な行動して!!!」

「僕も・・・だからね」


その瞬間、アースラのアラームが鳴る。
それはなのはたちにも届いた。



『次元干渉、来ます!!!あと六秒!!!』

「!!!」

「なに!?」

「え?」

「母さんッ!?」



そして、海上に紫の
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