暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜正義があるのはどこになの?〜
[2/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話



「ああ、あんま気にスンナよ?じゃ、オレはそろそろ行きますわな」

そうして蒔風が立ち上がり、去っていく。


「舜君・・・・・・ユーノ君!」

「どうしたの?なのは」

「頑張ろうね!そして、一緒に帰ろう!」

「なのは・・・・そうだね。あの子、フェイトも一緒に」

「うん・・・うん!」


-----------------------------------------------------


「検索をかける?でも・・・」

「大丈夫ですよ」

オペレータールームで席に着いているのはエイミィではなく蒔風である。
フェイトを探し出すと言って変わってもらったのだが

「相手は高性能な魔法を使って逃げてるんだよ?」

「だったらこっちは・・・世界一パソコンと相性の良いインターフェースの力を借りるか」

カァァァ・・・・


蒔風が一瞬光り、モニターに向かう。


そしてその指が動き出した。
あまりのスピードに、指が片手で十本あるようだ

「ひぇ〜〜〜!」

「足跡を見つけた」

「はや!」

「今追っている。もう少し・・・・これは・・・まさか!!!いや、でも!!!」


そこで、赤いランプが光り、アラームが鳴る。


「やはりか」

「そ、そんな!!あの子たち、なにしてんの!?」


--------------------------------------------------------



海鳴市海上の上空
アースラのメインモニターにはそこにいるフェイトとアルフを映し出していた。


海中のジュエルシードを見つけるために、強制発動させているようだ。


リンディとクロノがモニター越しに見ている中、ジュエルシードが発動する。

空を暗雲が覆い、竜巻が海を巻き上げて稲妻が幾本も走る。
天災その物の現象だった。


「始まったか!?」

「フェイトちゃん!!!!あの!私急いで現場に・・・・」

蒔風、なのは、ユーノが駆け付ける。
しかし、クロノは

「行く必要はないよ。放っておけばあの子は自滅する」

「え!?」

「ん」



なのはと蒔風がモニターに目をやる。


「海の中のジュエルシードを六つも強制発動させて体力を削った上に、封印までしようとしているんだ。どうあっても彼女の限界を超えているよ。自滅しなくても、弱ったところを捕縛すればいい」

クロノの説明通り、もうすでにフェイトは疲れ果てているようだ。
動きが鈍り、荒れ狂う竜巻をかわし切れていない。


「私たちは、常に最善の選択をしなければならないわ。残酷に見えるかもしれないけど、これが・
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ