暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜またまた説明なの?〜
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「では・・・」

「しかし、今までオレたちは、いや、なのはは、ジュエルシードの回収をここまでやってきたんだ。それに」

「それに?」

「俺たちは素人じゃない。オレはもちろん、なのはも立派な魔道師だ」

「舜君・・・」

「そうね・・・すぐに、といっても気持ちの整理ができないでしょうし、今晩じっくり、三人で話し合いなさい」



そして話し終えた三人はクロノに連れられ、元の公園に送られた。

そこから三人で帰宅した。



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ユーノと蒔風がレイジングハートを使いアースラに交渉していた。

曰く、なのはの魔力や蒔風の力は管理局にとっても利益なる。
だから、この件に協力させてほしいと。


『なるほど・・・中々考えてますね』

「それに「奴」が現れた際に、管理局の人がいると助かるしな」

横から蒔風が話す。

「「奴」は結構派手に暴れる。戦いの後の処理なんかを手伝ってもらえると、助かるしな」

『あなた・・・勝てるの?聞いた話じゃその人、かなり強いらしいんじゃないの?』

「今まで勝ってきた。これからも。オレは世界最強だからな」

『・・・思ったんだけど、君は本当にに九歳か?』

クロノが蒔風に聞く。

「ん?実はオレさんは、十九歳なのよん(キラッ)!!」

『・・・冗談はさておいて』

「そんなぁ〜〜」



クロノが蒔風を一蹴し、リンディが話題を元に戻す。




『そうね、そういうことなら協力してもらいましょう』

『母さ・・・艦長!!』

『戦力は多い方がいいし・・・ね。クロノ執務官』

『はい・・・』

『条件は二つよ。三人とも、身柄は一時時空管理局の預かりとすること』

「ん。それと?」

『それから指示を必ず守ること。よくって?』

「・・・・・」

「わかりました」


蒔風が頷き、ユーノが答える。
こうして、なのはたちの協力が決定した。



その晩、なのはは蒔風とともに母の桃子さんに、魔法のことなどは伏せて、できる限り説明した。


「お母さん・・・」

「そうね・・・なのはがまだ悩んでるなら、危ないって止めるけど・・・でも、もう決めちゃってるんでしょ?」

「うん・・・・」

「ちゃんと最後までやり通すって決めたんなら、しっかりやりなさいね?」

「うん!!ありがとう、お母さん!!」

「舜君も、行くの?」

「はい」

「だったらなのはのこと、よろしくね。舜くん、見た目より大人びて見えるから」
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