暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜またまた説明なの?〜
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


クロノが断られることを前提に会話を進めようとするが、蒔風がそれを粉砕した。

「いいっての。隠す必要はないでしょ。そうだねぇ・・・・」



そして今度は蒔風が説明を始める。

「奴」のこと、世界を回ってること、自分のまわる世界の次元などを






「僕たちの世界よりも高次元を!?」

「そそ」

「信じ・・・・られるか・・・」

「あなたたちはどうなの?信じているの?」

「僕は・・・この話を聞いた時には正直信じていませんでした。なのはが狙われるなんて、突拍子もないし。最主要人物なんて言われてもわかりませんでした。でも」

「でも?」

「今は信じています。舜の言うことのすべてがわかったわけではありませんが、それでも、彼は信じられる人間だと、僕は思います」

「私も、信じてます。私が狙われるって言っても、実感ないけど・・・」

「そう・・・」

「確か時空管理局って、世界間を取り締まる警察みたいなもんなんですよね?」

「そうだが」

「だったら、エリアサーチの機材とかあります?」

「あるが・・・どうするんだ?」

「いえちょっと。借りられるなら、「奴」を探してみようかなって・・・・」

「無理だ。第一、こちらの文字がわからないだろう」

「あ、その心配は大丈夫です。おれ、言葉には強いから」

「どういうことかしら?」

「違う世界をめぐると、当然言語の違う世界もあります。でも、その世界でも活動を迅速に行うために、ある能力があるんです」

「ある能力?」

「全言語同時翻訳です。どんな言葉や文字を見聞きしても、俺の意志ですべて日本語に聞こえるし見えます。その逆のまたしかりです。オレがどんな言語で話そうとも、相手はその人が意識している言語で聞こえます。だから、文字の心配はないんですよ」

「そ、そうなのか・・・しかし、無理だ。いまはジュエルシードの探索に使っている。他のことにはとても・・・」

「ああ、ああ、いいよ。無理言ってんのはこっちだから」

「そう・・・・それでジュエルシードのことですが、このことは私たち、時空管理局が受け持つことになります」

「だから、君たちは元の世界で、元の世界に戻るといい」

「え!?」

「このことを忘れて、元通りの生活に戻るといい」


クロノが優しく言う。

その通りなのだ。
この事件は時空世界に大きく影響を及ぼしかねない事件だ。
民間人であるなのはたちを巻きこめないし、どうこうさせるべき事件でもない。



「でも・・・・」

「なのは・・・」

「ふぅ、正論だな」

「舜君?」

「正論すぎる。確かに、素人が口出しできる事件ではないようだ」
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ