暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜悩んで決めて、戦うの〜
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ンッッ!!

そこで、蒔風を押しつぶして大地に伏せていた根が、爆発のように吹き飛んだ。

「まったく・・・面倒な相手だ」

その欠片がバラバラと落ちてくるなか、蒔風が立っていた。
その体にちょうどいい大きさに縮んだ風林火山を構え、ぼやく。




上空で根の追撃のなくなったなのはが、レイジングハートを樹獣に向け

《Shooting mode》

「撃ち抜いて!!!ディバイン!!」

《Buster!!》

なのはのディバインバスターが樹獣の斜め上から命中するが、やはりバリアに阻まれる。


「貫け、轟雷!!」

《Thunder smasher》


ドゥッ!!!

さらにフェイトのサンダースマッシャーが真正面からあたる。
だが、これもバリアに阻まれる。

何をしても、このバリアがネックなのである。


だが


「さて、お兄さんもやりますか」

今はこの少年がいる。

「派手に行くぜ?吹き飛べ!!獄・・・・炎・・・・」


ズギュゥアァァァァァァァ・・・・・!!!!


蒔風がとんでもないエネルギーを集める。
そしてそれが一気に凝縮され

「だぁぁぁぁん!!!!!!」

蒔風が投げつけ、樹獣に命中する。


ボスン、と、当然それもバリアに阻まれる。
しかもその攻撃も大した大きさの球体ではない。

しかし

「BON、だ!!!」

ギュオッ!!

一気に膨れ上がった火球が、樹獣を飲み込む。
そして爆発が起きた。


蒔風がとっさに「林」でバリアを張り、爆風からなのはたちを守る。


爆発の後には、衝撃と爆風が抑えられたために、どこまで続くかもわからないような大穴があいていた。
普通ならおそらく、公園から少し離れたところまでがクレーターになっていただろう。


そして、そこには宙に浮く活動の止まったジュエルシードが

《Sealing mode, set up》
《Sealing form, set up》


二人のデバイスが同時に姿を変える。



「ジュエルシード、シリアルVII!!」

「封印!!」


そして、ジュエルシードを中心に、光が広がり、二人とも一瞬目をそらす。
が、すぐにデバイスを構える。

二人はちょうど、ジュエルシードを挟んで立つ。



「ジュエルシードにはあまり大きな衝撃を与えない方がいいみたい」

「そうだね・・・こないだみたいになったら、私のレイジングハートも、フェイトちゃんのバルディッシュも、かわいそうだもんね」

「だけど・・・譲れないから」

《Device form》

フェイトがバルディッシュを基本形態に戻
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