暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜悩んで決めて、戦うの〜
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いるかのようで、その一撃はあらゆるものを粉砕する意思が感じられた。

そして再び軽やかに
今まで攻撃した相手をいたわるかのような動きだ。

そして最後に一礼して、蒔風は止まった。


なのはも美由希も、その動きについ目がいってしまっていた。


「すっご〜〜い!!さすが兄さんに勝っただけあるねぇ」

「いや・・・寝起きでまだちょっと本調子じゃないんですけどね・・・・『どうだった?』」

『え?』

『本気の動きってのがさ、どういうもんか。今のはまだ本気とは言えないけど、それでも、オレがどう思って動いたか、何となくわかったかい?』

『えっと・・・最初にゆっくりと・・・あいさつみたい?それから思いっきり戦って・・・・』

『ま、そんなもんだ。わかるもんでしょ?それと同じさ』

『同じ?』

『本気で動けば・・・本気で相手とぶつかれば、その想いは、相手に響く』

『そう、かな?』

『そうさ。現にフェイトはなのはに本気でぶつかってきて、それでなのははフェイトがどんな想いなのか、断片的にわかってるんだろ?』

『・・・なんとなくね』

『だから、お前も悩まずに、ぶつかるんだ。いや、悩んでもいい。でも、ぶつかるときだけは、お前の伝えたいことを本気でだ。その時は、悩んじゃいけない』

『・・・・うん!!!』


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数日後


なのはたちはジュエルシード封印のために、公園に結界を張って、戦っていた。
今回取り込んでしまったのは、公園の木だ。

レイジングハートを向け、対峙するなのは。


攻撃を仕掛けようとするが、それよりも早く後方から無数の魔法弾が飛来し、樹獣に向かっていった。
その攻撃はバリアを展開され、樹木モンスターには当たらない。



振り返ってみると、魔法弾の来た方向には、フェイトとアルフがいた。

「生意気にバリアなんか張ってるよ」

「今までのより、強い」


樹獣が敵の数か増えたことを確認すると、その根を地面から引っこ抜き、鞭のようにしならせなのはに向けて叩きつけてくる。


《Flier fin》

なのははそれを上空に飛ぶことで逃れ、蒔風は動かなかった。

「レイジングハート!!もっと・・・・もっと高く!!!」




離れた所からは

「アークセイバー・・・・いくよ、バルディッシュ」

《Arc saber》

バルディッシュの魔力刃が回転しながら飛び、根を裂き、本体に当たる。
しかし、バリアに阻まれ本体までダメージが通らない。




バァ
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