第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜それは怒りの叫びなの〜
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体長が五メートル近くまで大きくなり、アルフを吹き飛ばす。
「え!?なんだ!?これ!!」
「でか・・・すぎんでしょうよ!!」
「そーいわれてもー」
「白虎!!!」
「あ、舜ーーー」
「戻れ。あとはオレが」
「はいな」
蒔風がやってきて白虎を戻す。
「舜!!なのはは!?」
「フェイトと戦ってる。助けにはいけないな。なのはが決めたことだ」
「そう・・・・」
「だから俺たちはさ。外野を黙らせとこうか!!!」
「ああ!!」
「力を借りんぜ?」
パァン!!
蒔風の手に巨大な槌が握られる。
「はぁぁぁぁぁぁ!!!」
そして力を開放させる。
髪が白く変わる。
「なんだいそれは!?」
「他の世界の力さ」
ドウン!!
蒔風が大地を叩く。
あまりの振動にアルフは立てなくなり、思わず空中に逃げ出した。
「とったぁ!!!」
そこに蒔風が炎をまとい、槌を振り上げ、迫る!!
「モグラたたきの気分を味わいなぁ!!!」
ドブン!!
槌はアルフの頭上に迫っていた。
しかし、アルフの主はあのフェイトである。
そう簡単にはやられず、すんでのところでかわした。
しかしその風圧で、コンクリートの大地に叩きつけられる。
そこに二人も降り立ち、構えた。
場所はなのはたちの戦う空のすぐ近くだ。
いくつもの閃光と、いくつもの飛翔音、そしていくつもの言葉が交わされる。
二人の声が聞こえてくる。
「・・・・たしは!!・・・・のために・・・」
どうやらなのはは自分のジュエルシードをあるめる理由を話しているらしい。
自分の周りの人を守るために
そのために自分はジュエルシードを集めて、ユーノに返すんだ、と。
「これが!!私の理由!!!」
「・・・・私は・・・・・」
それを聞き、フェイトの口が開く。
しかし・・・
「フェイト!!言わなくていい!!
「!?」
「なに!?」
アルフが叫ぶ。もう、諦めたような声で。わかってくれる人なんか、いないと。まるで、フェイトではなく、世界に叫ぶように。
「優しくしてくれている人たちに囲まれて、ぬくぬくと暮らしてきたやつらなんかに、話すことなんかない!!!」
その発言に
「ざっけんじゃねぇぞ、おいテメェ!」
蒔風が吠える。
それはアルフの叫びよりも、獣に近かった。
「そうやってあいつを遠ざける気か?そうやってあいつを孤独に突き落とす気か!?てめぇ、主人を守る使い魔だとか言いながらよ、一
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