暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜それは怒りの叫びなの〜
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エルシードはおとなしくなった。
静かに光るジュエルシードを眺めながら、その向こうにいるフェイトを思いながら、なのはは考える。

(アリサちゃんにも、すずかちゃんにも、思ったこと言えなくて、喧嘩になっちゃって・・・そういえば、二人と友達になったのも、喧嘩してからだったな・・・)



「なのは!早く確保を!」

ユーノがなのはに叫ぶが

「させるかい!」

アルフがなのはに飛び掛かる。
ユーノが防御魔法で防ぎ、アルフを弾く。


「白虎・・・自由にやれ。でも、あんま怪我させんなよ?」

「オッケー」

蒔風がユーノとアルフが向かった先に、白虎を投げる。




ユーノの防御魔法が解けると、そこにはフェイトが近くの宙に立っていた。


(目的が同じならぶつかり合うのは仕方ないかもしれない・・・だけど、知りたいんだ!)

「こないだは、自己紹介できななかったね。私、なのは!高町なのは!私立聖小大付属小学校三年生!」

「同じく!蒔風舜だ。世界最強さ!(キラッ☆)」


《scythe form》

しかし、関係ないとフェイトがなのはに刃を向ける。


「またやるのか・・・」

「舜君・・・私にやらせて」

「なのは?」

「知りたいんだ。私自身が。どうしてあの子があんな寂しい目をしてるのか」

「なら、存分にやれ」

「ありがとう」


そうしてなのはとフェイトの、三度目の戦いが始まる。



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「なんだいあんたは!!」

アルフが目の前の男に忌々しそうに叫ぶ。
その問いに男は陽気に答えた。

「ボク?ボクチンは白虎さ。フェレット君を助けるのっさ!!!」

ドウッ!!

白虎がどこからか釵を取り出し、アルフに切りかかる。
それをかろうじて牙と爪で弾くアルフ。

(このままじゃ押し負けるね・・・・)


そう考えた瞬間に、アルフは打って出た。
白虎の攻撃をすんでのところでかわし、その肩口に噛みつく。

『言ったろう?ガブッといくってさ!!』

噛みついて口がふさがってるために念話で交信する。が・・・


パシィン!!!

ユーノによるバインド魔法が、アルフの体を縛り上げた。





「な・・・バインド!?」

「ボクを忘れちゃ困るよ!!」

ユーノの束縛魔法がアルフの動きを止める。

「ふふん♪」

白虎が楽しそうに鼻歌を歌う。


「な・・・」

「いいね。もっと楽しく行こうよ!!ハッ!」

その瞬間に、白虎の体が聖獣体へと変わる。
一瞬で
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