暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜それは怒りの叫びなの〜
[2/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「アリサちゃん怖いわよ?(裏声)」

「(ガシッ)話しなさい」


「はい。・・・その女の子、もしかしたらな、話し合えばわかり合えるかもしれないんだが、なかなか心を開いてくれないんだと」

「何よそれ」

「なのは曰く、とても綺麗で、冷たい目をした女の子」

「・・・・」

「その子を・・・なんとかしてあげたいんだそうだ。でも、どうすればいいのか、わからないんだろーな」

「そんなこと・・・相談してくれれば・・・」

「出会い方が普通じゃなかったんだよ。人には言いにくい状況でな・・・」

「それは・・・」

「悪いが、それに関しては答えられない」

「・・・・わかった」

「だから、なのはを責めないでやってくれ。あいつ、今全力で考えてるんだ。あいつ一人でやらせてやってくれ」

「ほっとけって・・・言うの?」

「いや、アドバイスとかはしてやってくれ・・・にしても・・・」

「な、なによ・・・」

「お前、なのはのこと大好きなんだな」

「な・・・なななな!?うっさい、バカ!」

パーン、という音がした。
顔を真っ赤にして、屋上を飛び出すアリサ。

「面白いやっちゃなー」

「舜くん、ありがとう」

「知りたい、があいつの願いだったからな」

キリっ、とした顔で締めようとする蒔風。
だが頬に残った見事な紅葉が、なんだかすべてを台無しにしていた。


「・・・戻るか」

「うん!」



----------------------------------------------------

「こーのーバカなのは〜〜〜〜」

「ひぁ!ひゃめてアヒサひゃ〜ん」

教室に戻ると、アリサがなのはのほっぺを引っ張ってグニグニしていた。


「悩ん、でんなら、いいな、さいよ!」

「ア、アリヒャちゃん?」

「舜からだいたい聞いたわ。だからよくわかんないけど、あたしはこれ以上聞かない。だけど、言わせてもらうわ!」

「え?」

「そもそも、あたしが遠慮するなんて、らしくなかったわ!!」

「ア・・アリサちゃ・・・」

「友達になっちゃいなさい!」

「え?」

「あたしが言いたいのは、それだけ!!だからもう、ウジウジすんな!!!」

「アリサちゃん・・・・」

「解決、かな?では・・・・」

蒔風がなのはに近づいていき、頭をポカンと叩いた。


「うにっ!な、なに?」

「友達に心配かけさせんなバカ。お前隠し事出来ないんだから、できるだけ頼れ」

「でも・・・」

「無理、か?あの子にも言ったが、それは無能の言葉だぞ?」

「!!」

「あの子に話してって言ったお前が
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ