暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜ちょっと言い過ぎなの〜
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みっこい身体で制御できるかわからんからな。片手でだ」

そうしていつもの雷旺砲の構えでなく、片手だけつきだす、普通の砲撃の構えになる。


「サンダァーーーー!!!」

「こんなとこで遊んでないで・・・・」

「スマッシャァーーーーー!!!!!!」

「お使いすんだらさっさとおうちに帰りなさい」


蒔風の目前までフェイトの砲撃が迫る。
しかし、それはかき消されてしまう。


「拡散式!!雷・旺・砲!!!!」


蒔風の腕から放たれた雷旺砲は、扇状に広がり砲撃も、フェイトをも呑み込んでいく。
一瞬だけだが、凄まじい光が周囲を覆い世界が真っ白になった。

そしてその一瞬が過ぎたころ、アルフが主の名を叫んだ。

「フェイトォ!!」

「怪我はしてないはずさ。連れて帰ってやりなさい」

「ッ!!この借りは・・・必ず返すよ!!!」

「楽しみにしてる」

ガザっ!!!

アルフが茂みの中に飛びこみ、姿を消す。
主人が倒れるその場所に駆けるために。



「舜!!なんであのままジュエルシードを取りかえさなかっ「いいの、ユーノくん」なのは?」

「あれは・・・あの子の・・・フェイトちゃんものだよ」

「そう、フェイトは卑怯な手を使ったわけではない。真っ向から挑んで、それを手にした。それを奪うことはオレには出来んね」

「それでも・・・・」

「ホントは分かってんだろ?ユーノ。でもお前は立場上、そう言わざるを得ないんだわな」

「うう・・・・」

「ま、人を踏みつぶすようなことをしない限りは、オレはその人の願いを尊重すんのさ・・・・俺が、まともである内は、な」

「え?」

「ユーノくん、ごめんね・・・・」

「い、いや!なのはは悪くないよ。それに、舜のいうことももっともだし・・・・」

「帰ろっか」

「そうだな、明日もあるんだ。旅行を楽しまないとな」

「そうだね。帰ろう」


三人は宿に戻る。
部屋の前で分かれ、それぞれの部屋に入る。

(よく聞き取れなかったけど・・・・彼は何かを背負っている?使命とかそういうのじゃなくて、もっと、彼自身の存在に関する何かで・・・・)

ユーノは布団の中で、さっきの蒔風の言葉を思い出していた。
しかしもう夜は遅く、夢とともにそれは忘れていってしまった。











to be continued


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