第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜ちょっと言い過ぎなの〜
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
みっこい身体で制御できるかわからんからな。片手でだ」
そうしていつもの雷旺砲の構えでなく、片手だけつきだす、普通の砲撃の構えになる。
「サンダァーーーー!!!」
「こんなとこで遊んでないで・・・・」
「スマッシャァーーーーー!!!!!!」
「お使いすんだらさっさとおうちに帰りなさい」
蒔風の目前までフェイトの砲撃が迫る。
しかし、それはかき消されてしまう。
「拡散式!!雷・旺・砲!!!!」
蒔風の腕から放たれた雷旺砲は、扇状に広がり砲撃も、フェイトをも呑み込んでいく。
一瞬だけだが、凄まじい光が周囲を覆い世界が真っ白になった。
そしてその一瞬が過ぎたころ、アルフが主の名を叫んだ。
「フェイトォ!!」
「怪我はしてないはずさ。連れて帰ってやりなさい」
「ッ!!この借りは・・・必ず返すよ!!!」
「楽しみにしてる」
ガザっ!!!
アルフが茂みの中に飛びこみ、姿を消す。
主人が倒れるその場所に駆けるために。
「舜!!なんであのままジュエルシードを取りかえさなかっ「いいの、ユーノくん」なのは?」
「あれは・・・あの子の・・・フェイトちゃんものだよ」
「そう、フェイトは卑怯な手を使ったわけではない。真っ向から挑んで、それを手にした。それを奪うことはオレには出来んね」
「それでも・・・・」
「ホントは分かってんだろ?ユーノ。でもお前は立場上、そう言わざるを得ないんだわな」
「うう・・・・」
「ま、人を踏みつぶすようなことをしない限りは、オレはその人の願いを尊重すんのさ・・・・俺が、まともである内は、な」
「え?」
「ユーノくん、ごめんね・・・・」
「い、いや!なのはは悪くないよ。それに、舜のいうことももっともだし・・・・」
「帰ろっか」
「そうだな、明日もあるんだ。旅行を楽しまないとな」
「そうだね。帰ろう」
三人は宿に戻る。
部屋の前で分かれ、それぞれの部屋に入る。
(よく聞き取れなかったけど・・・・彼は何かを背負っている?使命とかそういうのじゃなくて、もっと、彼自身の存在に関する何かで・・・・)
ユーノは布団の中で、さっきの蒔風の言葉を思い出していた。
しかしもう夜は遅く、夢とともにそれは忘れていってしまった。
to be continued
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ