暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜ちょっと言い過ぎなの〜
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・いた。
少女が上空・・・否、天空から急降下で落ちてくる。


《scythe slash》

少女のデバイスが鎌の形体になる。
あまりのスピードに反応仕切れず、バルディッシュの魔力で作られた刃がなのはの首筋に当てられる。

その刃は電撃を帯びており、バチバチとはぜていた。


「うっ・・・く・・・」



《put out》

音声と共にレイジングハートがジュエルシードを少女に差し出す。


「レイジングハート!?何を・・・・」

「きっと、主人思いのいい子なんだ」

そして少女はジュエルシードを手中におさめると、蒔風に向かい構える。


「なんだよ。オレにはそいつを奪い返すつもりはないよ」

「・・・・・・フッ!!」

短い呼吸と共に、少女が蒔風へと刃を振るう。
だが、なんとなくわかっていた蒔風は、それをひらりとかわして見せた。


「なんだ。感情的になってきたじゃないの。いいぜ。そういう反応は大好きだ」

「あなた・・・嫌い!!」

「(ガガーーン!!!)ショックだ・・・・お兄さん大打撃だよ・・・・」

「ハァッ!!!」

さらに追い打ち。
だが、蒔風はまた避ける。

「でもさ、おまえいい顔してんぜ?さっきまでの人形みたいな顔とは大違いだ」

「!?」

「人の想いってのは素晴らしいもんだね」

「舜君!!私も・・・」

なのはが駆けよろうとするが、蒔風がそれを止める。

「なのちんは脱落しちったっしょ?ま、見ててくださいですにゃー」


「くっ!!」


少女が大空に飛び、魔法陣を展開させる。
そして砲撃の準備に入った。




「ねぇ!!!あなたの名前は!?」

「??」

そこでなのはが口を開く。
今でなければ、聞けないと思ったから。



「フェイト。フェイト・テスタロッサ」



「いい名前じゃないのよ。フェイト、ね」

「私のなm・・・」

「・・・・ッ!!バルディッシュ!!」

《Thunder Smasher》

「ハァァァァァァァァ!!!!」


魔法陣から雷が漏れ出す。

なのはの言葉の続きは、聞こえなかった。




「電撃?すごいエネルギーだな。本当に見た目通りの歳かよ」

「当り前さ!!フェイトはあんたみたいなやつには負けない!!」


アルフが蒔風に啖呵を切る。
それを聞いて蒔風は笑った。

「おーぅけ。いいぜ、そっちがそうなら、こっちもだ。雷・旺・・・・」

バツッ!!バンバンバン!!!

蒔風が祈るように指を組ませる。
そしてそれを離していき、その間に電気が爆ぜ始めた。


「オレがこんな、ち
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