暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜男の戦いなの?〜
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家の家長・高町士朗に、今度の連休は温泉街へと家族旅行に行く旨を伝えられた。

高町家の経営する喫茶「翠屋」は年中無休なのだが、連休の時には店員さんに任せて家族旅行に行くのが定番らしい。


「そうですか。では留守は任せてください!!」

まあ、「奴」も動かないだろう。
この家の安全は私が守ろう!!と、蒔風が意気込んで胸を叩くと

「なに言ってるんだい?君も来るんだよ?」

「・・・今何と?」

「だから、舜君も来るんだってば」

「まてなのは。なんだそれは。舜君ってのやめてくれ。くすぐったくなる」

なのはは朝起きた時からオレのことを「舜君」と呼ぶ。
まあ小学生なら普通かも知れんが・・・・


「えーー?だってお友達でしょう?」

ぐっ!!

蒔風が恥ずかしそうに俯く。
今更な話だが、やはり主要人物たちは名前で呼び合うのが普通みたいになってるようだ。

慣れようとも思うが・・・いまいちうまくいかない。

親しくなればあっという間なのだが、親しくなるまでの第一歩に時間がかかる。
ここら辺は、まだまだヘタレな蒔風だった。


「君は今はこの家に住んでいる。仮にも今は家族なんだから」

「行くんですか?というか、行ってもいいんですか?」

「なにを遠慮するんだい?」

「いやまあ、行ってもいいと言われれば行きますけど・・・」

「じゃあ決まりだ。」

「あ・・はい。分かりました・・・・」

決まってしまった。






そして学校に向かう。
私立聖祥大附属小学校3年生

それがこの世界における、蒔風の肩書だ。


しかし小学校の授業なんかまともに受ける気もしない。
なにせ、見た目は子供、中身は大人を地で行っているのだから、小学校の授業など退屈のほかない。


とはいえ、今は高町家に居候の身。

ここで蒔風が授業フケたりしたら確実に士朗へと連絡が行く。
流石にそんな迷惑はかけられないので、蒔風は授業中はずっと別のこと考えたり、ノートに落書き、借りた力の残り時間の算出などをして時間をつぶした。

世界の構築を解くのも楽しそうでやってみたが、すぐに飽きてしまって―――


そうして昼休みである。



「えーーーーー!!??こいつもくんの!?」

と叫ぶのは右隣のアリサ・バニングス。
ちなみに正面に月村すずか、左にはなのはがいる。


机を二つ並べて四人で昼飯を食っていた。
最初は屋上に行こうかとも思ったの蒔風だが、なのはに引きずられてきてしまったのだ。

(ちくしょう、弁当人質にするのは卑怯だ。こいつオレが実はもっとお兄さんだって完全に忘れてんな?)



そうして食べながら話していると、連
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