第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜男の戦いなの?〜
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蒔風があらかたの説明を終えた。
ユーノが口を開く。
「じゃあ、君がいたのはどこの管理外世界なんだ?」
「違う違う。そういうのも引っくるめて違う世界からきたんだ」
「どういうことなの?」
「いいか?つまりだな」
蒔風が紙を取り出して二つの丸を書く。
「こっちの右の方がオレがいた世界。で、こっちの左の方がなのはっちの世界」
「うんうん」
「オレはこの間を飛び越えて来たわけだけど・・・」
蒔風がなのはの世界の方の円の中にさらに幾つかの丸を書き足していく。
「こんな感じなんだよ。幾つもの世界が内包されている世界。それがこの世界。で、オレはそれよりも高い次元で世界を越えてきたんだ」
「そんなことが・・・・」
「僕たちが行き来する世界よりも高次元の・・・・」
「私と同い年なのにすごーい」
「いやいや、オレは年上だぞ」
「・・・・え?」
「オレはもっと年上なんだよ。ただ「奴」が狙ってくる以上、オレはなのはと接触しなければならない。でも、大きな男の人が小学三年生に近づいていくのは無理がありすぎる」
「そ・・・そんなこと」
「いきなり知らない人に「君は狙われてるんだ。お兄さんが助けてあげよう」って言ったらどうするよ」
「ディバインバスター」
「だろ?」
「なのは!?」
「ち、違うよユーノ君。例えばだよ、例えば」
「だからこんななりだがオレは同級生じゃなくてお兄さんなんだよ」
「えー?でもそんな感じしないし・・・」
「おい・・・」
「同級生だと思ってるよ?私は」
「はあ・・・・ま、いっか」
「それで、なのはが狙われてるって?世界を喰らうって」
「そうなんだよ。「奴」はなのはを狙ってくるだろうね」
「じゃあ今も危ないんじゃ!?」
「いやぁ、かなり先まで大丈夫だと思うよ?」
「なんで?」
「いったろ?この世界は多重世界だ。で、世界を解析するのにも当然時間がかかる」
「だから当分は大丈夫?」
「そゆことだよ。だから今は当面の問題に集中しよっか」
「ジュエルシードの回収・・・」
「それからあの子・・・・名前・・・聞けなかったな・・・」
「ジュエルシードを追ってりゃまた会えるさ」
「そう、だね」
蒔風との話が終わり、なのはは自室に戻りベッドに入る。
眠気はすぐにやってきた。
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「温泉街・・・・・ですか?」
「そうそう。行くからね」
次の日の朝。朝食をとっている時のこと。
高町
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