暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜突然の襲来なの?〜
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す」


そうして、なのはとその兄の恭也、アリサ、蒔風は月村家のリムジンで送ってもらった。
つくづく、金持ちの家である。







「ここでいいですよ」

アリサを下した後、高町家へと向かっている途中で、蒔風が声をかけた。

「え。でもここって・・・」

「公園だぞ」

なのはと恭也が驚く。

確かにそこは公園で、周りに家は見当たらない。

「大丈夫ですって。では・・・・」

そう言って蒔風は降りて行ってしまった。





「・・・・怪しいな」

「お兄ちゃん?」

「なのは、あの子確か転校生なんだよな?」

「そうだけど・・・」

「あの歳であの動き・・・普段の行動に出るほどに染みついている・・・いったい・・・」

「どうしたの?」

恭也がブツブツと何かを言ってるが、なのはには聞き取れない。

「なのは。追うぞ」

「え!?」

「あの少年に興味がわいた」

「お、お兄ちゃん?あ、待ってよ〜〜。すみません、待っててもらえますか?」


なのはは運転手に頼んでから、恭也を追う。


恭也はすぐに見つかった。

公園の茂みの向こうに蒔風がいるようで、木に隠れて様子を見ている。
なんか唖然としているようだが・・・・





なのはもそっと近寄って覗きこんだ。

そこには・・・・



「♪あるっ晴れった日ーのことーーまほーいじょーのゆーかいがーー・・・・」


蒔風がいた。

しかもそれだけではない。

テントが張ってあった。



テントのちょっと離れたところに、グッナイ!!(笑)とかかれた看板が割られて捨てられてる。

蒔風が桶とタオルといくつかの衣服をもっている。
これから銭湯にでも出かけるみたいだ。




蒔風が桶から石鹸を落とす。

拾って顔を上げた時に、なのはと目があった。
同時に、恭也にも気付く。




「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」

「・・・・ナズェミデルンディス!!!」

「「!!??」」

「ハッ!!すまない、取り乱した・・・」

「えっと・・・蒔風くん?」

「何でしょうか高町さん」

「なのはでいいよ。・・・このテントは?」

「オレん家だけど」

「えーーーーー!?」

「君はそんなところで暮らしてるのか!?」

「あ、高町さんのお兄さん」

「恭也でいいよ」

「ええ、まあ・・・こんななりじゃホテルは無理ですし・・・・」

「・・・・親は?」

「空に・・・・行きました」

「そ、それは・・・・」

「今どこの辺飛んでんだろ。飛
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