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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのは 〜突然の襲来なの?〜
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ゆえに、誘拐などに狙われることが多かった。
そんなすずかの家にいたという蒔風は、怪しまれて当然である。




そんなアリサに蒔風は


「冒険したかったから」

なんて答えた。




「・・・・はぁ!?」

「冒険したかったからだ!世界はでっかい宝島!!そうさ今こそアドベンチャー!!!」

「バカかあんた!!!!」

「アホといって!!」

「ダメだこいつ!!!」

「って言うかさ、頭空っぽの方が夢詰め込めるんだぜ?」

「からっぽだと夢はあっても実現できないじゃない!!」

「・・・おぉ!!」

「おぉ、じゃないわよッ!!」

「まあまあ・・・・」

「二人とも落ち着いて・・・」


ボケ倒す蒔風に、律儀に突っ込みを入れるアリサ。
だんだん楽しくなってきた蒔風に、荒れ狂うアリサという構図は見ていて飽きないが、話が進まないのでどうにかなだめて話を聞くことにした。



「とにかくだ、俺ってこの町に来てまだ間も無いからさ、いろいろ歩いて回ってたのよ」

「それでウチの敷地に?」

「セキュリティーがあったはずよ!!」

「ん?金網が破れていてそっから入ったんだよ」

「そうなんだぁ」

「そうなのだ」

「すずか!!信じるの!?」

「うーーん。どうだろ。なのはちゃんは?」

「えっ?わたしは・・・大丈夫だと思うよ?」

「そんな・・なのはまでぇ」

「じゃあどうやったら信じてもらえますかねぇ」

「・・・・そうね・・・じゃあ・・・」


ドン!!


「これで決めるわ!!」

「おい、その嘘発見器はどこから出した」

「気にしたら負けよ」

「負けたくないないから気にしない」

「えーーっと・・・よし、準備完了!!ぜんぶNOで答えてね」

「ど〜〜んとこ〜〜い!!」

「いくわよ〜〜。あなたは侵入者である」

「ノー」

ピーーー

「アウトォ!!」

「まてまてまて!!オレが侵入してしまったのはわかってんだろ!?問題はオレが誘拐とか考えてるかどうかだろう!?」

「そ・・・そうだったわね・・・じゃあ、あなたは犯罪目的でこの家に来た」

「無論、ノーだ」

・・・・・・・・

「本当のようね・・・・」

「ふう」

「よかった〜〜」

「いやホントにね。『誤解が解けてよかったよ』」

「!!!」


『これ、念話ってんだろ?便利だねぇ』

『なんで・・・やっぱり魔法関係の!?』

『それはおいおい説明しますので』

「でも、もうこんな時間だし・・・・」

「そうだね、もう帰る時間ね」

「あ、じゃあオレも帰りま
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